本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

スウェーデン&報道ステーション。

2009-03-21 15:57:13 | web・メディア
2009年3月20日 (金)『報道ステーション』
* “小沢代表関与”の証拠なく…聴取見送りへ

西松建設をめぐる違法献金事件で、民主党の小沢代表の事情聴取を検討していた東京地検特捜部が、今回の事件については事情聴取を見送る公算が高まっていることがわかった。逮捕された秘書・大久保隆規容疑者は今も容疑を否認していて、小沢代表を聴取しても、同じような説明をするとみられる。そのため特捜部は、小沢代表を聴取する意味がないと判断しているとみられる。小沢代表の関係者によると、大久保容疑者は小沢代表の聴取について気にしている様子だという。ただ、別の疑惑が浮上した場合など、聴取に踏み切る可能性は依然残ったままで、東京地検も「今後も捜査を継続する」と断言している。

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 これでは検察は「この時期に敢て『微罪』で小沢党首を陥れようとした」という批判をかわし切れないから、早くも失態の目が出て来たと言えるのではないか。
 あと私は(何も「一笑に付される」ことを恐れたわけではないが)この事件については実はフィクサー云々よりもっと大きな疑念を抱いたが(かと言って何の根拠もないので)敢て言及することはなかった。それはこの小沢スキャンダルにはCIA、KGBその他諸外国秘密警察のうちのどれかが介在しているという疑いである。あり得ない話ではないと思うんだけどね。ぁそ。w

 一般にそもそも政治的謀略などというものは、少なくとも今生きている人間の大半が死に絶えるまで事の真相が発覚・露見しないからこそ謀略と言えるのであって、同時代に早々と露見してしまった謀略などは失敗した謀略なのである。

 それはともかく、ゴールまで残り僅かだっちゃ。
 大久保、けっぱれ!

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2009年3月21日 19時16分 『共同』
小沢氏側の「口利き」有無を捜査 東京地検、談合の影響力確認

 西松建設の巨額献金事件で、東北地方の公共工事をめぐる談合の実態解明を進めている東京地検特捜部が、工事受注に絡む小沢一郎民主党代表側の「口利き」の有無を調べていることが21日、業界関係者の話で分かった。政治資金規正法違反容疑で逮捕した小沢代表の公設第1秘書大久保隆規容疑者の拘置期限を24日に控え、特捜部は、談合への関与など、小沢代表側の影響力が発揮されたかどうか確認している。

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2009年3月21日 02時30分『毎日JP』
<違法献金>「西松」隠し献金…他社出し抜くため 元幹部

 小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、準大手ゼネコン「西松建設」の元幹部らが、二つの政治団体を隠れみのにした小沢氏側への献金について「他のゼネコンに多額の献金を知られないようにするためだった」と供述していることが分かった。東京地検特捜部は、会社の名前を隠して他社より多くの献金をすることで東北地方の公共工事の受注増を目指したとみて、献金工作の解明を進めている。

 西松建設関係者によると、05年末にゼネコン業界が「談合決別」を申し合わせるまで、岩手、秋田県の公共工事では、大手ゼネコン「鹿島」が中心となって受注調整をしており、陸山会会計責任者の大久保隆規容疑者(47)ら小沢氏側の意向が反映されることもあったとされる。このため、西松建設は東北地方での受注額の急増を目指して、小沢氏側に多額の献金をして接近したという。

 しかし、他の有力政治家にも献金することを考えると、政治資金規正法が定める献金限度額(西松建設は年間4500万円)を超える可能性があったため、西松建設名の献金とは別に、OBを代表者とする「新政治問題研究会」(95年設立)など二つの政治団体名義で献金を始めたとされる。94年の法改正で寄付者の公開基準が100万円超から5万円超に引き下げられたことも影響し、談合組織のメンバーで競合する他社に多額の献金を気付かれないようにする狙いもあったという。

 その後も毎年2500万円前後の献金を続けたことについて、元幹部らが「小沢氏側から公共事業受注に横やりを入れられることを恐れた」と供述していることが既に判明している。元幹部らは、こうした事情に加えて「目立たないように献金したかった。他社よりも多く献金して、出し抜きたいという思いもあった」とも供述しているという。

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 ↑ これらも検察リークをそのまま記事にしている。御用聞きだ。

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*さて昨日に引き続いてスウェーデン王国である。

 この国は純然たる資本主義国家だが、1932年の社会民主党の政権獲得以降は、左右どの政党が政権奪取しても連綿として「超福祉国家」への道を歩んで来た。この社民党についての知識の持ち合わせは私は皆無だが、流れとしてはロシア・マルキシズムから結局は全否定され駆逐された西欧型社会主義の一派だろう。
 私は旧ソ連や現中国、更には北朝鮮の世襲制・自称「社会主義」などは到底社会主義とは認められない。彼らは数あった社会主義「的」諸潮流の中の一派=スターリン主義(←吉本風に言えば「ロシア・マルキシズム」)であって破産して当然なのである。

 バルト三国というと得てして「バイキング」のイメージが濃厚になり勝ちだが海洋民族を「海賊国家」と見做すなどは明らかに西ヨーロッパ側からの刷り込みであって、対外的には武装中立を基調として第一次・第二次世界大戦には不参加、米ソ冷戦下でも中立を貫いてソ連崩壊後初めてEUに加盟した(1995年)。

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 昨夜NHK教育テレビのアーカイブ「加藤周一」に東大の姜教授が長時間出ていたが、加藤周一はまだしも、私はソフトタッチで女学生から人気があるというこの姜さんはあまり好きじゃないのでちょっとだけ覗いた程度だが、中で彼は次のような修辞的言辞を事もなげにさらりと言いのけていた。 ↓

・・社会主義は崩壊し、資本主義は人間の顔をしていない・・

 ↑ これは学問的立場からの発語ではなく、むしろ充分に教条的で「信仰」に近い発言である。この人も学者の筈なのに「ソ連即ち社会主義(国)」と無前提に妄信している。こういう困った自称「学者」はどこにでもいる。
 崩壊したのは「社会主義」の理念そのものではなく、あくまで社会主義「的」諸潮流の中の一派=ロシア・マルキシズムに導かれていた社会主義「国」なのである。これでは吉本先生には「ソフト・スターリニズム」の典型と称されてしまうだろう。こんな似非教授に風貌・外観と語りの調子だけでコロッと騙される女子学生などは無論「学問的」ではない。笑。

 ちなみに「社会主義」と「国家」という概念を結合するのは自己矛盾である。
 つまり国境がある間(もっと言えば貨幣制度がある間)は社会主義の実現はないのである。そこへ行くと『国境無き医師団』などは社会主義の一端を実現していると言えるのかも知れない。w
 この辺、意味がわからない人は、別段難しいテーマではないので、早いとこご自分で勉強して下さいねっとんとん♪
 
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 それで私が昨日のスパモニを見ていて思ったのは、スウェーデンという国は社会主義の目指すところへかなり接近しているのではないかということである。あとは無事国境がなくなれば相当なところまで行くしかない筈であるが、それは勿論人口900万人の一小国単独で実現出来る話ではない。

 昨日の特集では「国民は政府に全幅の信頼をおいていて、多額の租税を納めるのも政府を言わば財布代わりに使って、いざというときには自身と国民のためにその金を使ってくれるものだと確信しているからだ」とまとめ、「税とは本来そういうものだ」と結んでいたが、ちっ、ちっ、ちっ、それはちょっと(というかだいぶ)違う。こんなものは丸で根拠のない俗論そのものである。「あるべき姿」が「本来そういうものだった」試しなどない。報道はかかる無責任な俗論を日々ひり出して恥じないのである。

「はじめに制度ありき」

 ありていに言えば税の徴収を基礎におく「国家という制度」がまず前提的に存在していて、その後に我々個々人がご生誕あそばすのである。
 言ってしまえば『支配とそれへの服従』こそが我らの社会的「関係」というものであって、どこまで遡及したってそれは同じことである。w

 国民の民意はいったい奈辺にあるか、老後の心配がなくなって逆に無気力状態に陥ることはないのか、(現政府への満足度は高いということだが)では犯罪の発生率や検挙率はどうなっているのか、あるいは自殺率はどうか・・等々この国への興味は尽きない。というわけで、今日も自分のスウェーデン・ネタは書けなかった。あちゃ。

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先週の当blogの成績はというと : ↓

日付:2009.03.08 ~ 2009.03.14
閲覧数:4006PV
訪問者数:1344IP
ランキング:3962 位 /1198692ブログ

 ↑ となっていて、訪問者数はそれ以前と比べて倍増している。多謝。
 ここは一週間通して10,000位以内にランク・インしたことなどなかった。
 ただ「ip数と言っても来てくれてるのが人間とは限らないぜ」という話も聞いているので、糠喜びすることはない。
 別に衆目を集めるような記事は上程していないし出来ないのだから、当方としては「駄々読みで構わないから毎日50人~100人が来てくれたら充分だ」というこれまでのスタンスに変わりはない。w

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