本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

政・財・官の構造癒着が諸悪の根源である。

2007-10-23 05:35:13 | 社会
 「比内地鶏」偽装は12商品 繁忙期は賞味期限改ざん 『中国新聞』'07/10/23

 秋田県大館市の食肉加工製造会社「比内鶏ひないどり」(藤原誠一ふじわら・せいいち社長)による「比内地鶏ひないじどり」の偽装問題で同社は二十二日、発覚後初めて記者会見し、偽装した商品は全部で十二種類で、繁忙期の七月や十二月には薫製の商品について賞味期限を改ざんしていたことを明らかにした。

 石川徹いしかわ・とおる監査役らは「安易な気持ちで(比内地鶏という)名前を付けてしまった。迷惑を掛けて申し訳ない」と陳謝。卵を産みにくくなった「廃鶏はいけい」と呼ばれる雌の鶏を使った理由として「薫製の材料に適していた。一羽二十―三十円で仕入れられた」と説明した。

 みそ漬けなど消費者が食べて分かる商品には本物の地鶏を使っていたが、北海道苫小牧市の食肉加工販売会社「ミートホープ」による食肉偽装が明らかになったころから問題だと感じていたという。同社の商品は全部で二十三種類で、偽装した商品が売り上げに占める割合は約四分の一。社長とは二十一日から連絡が取れていないという。

 一方、秋田県は同日、対策本部を設置。寺田典城てらた・すけしろ知事は「事実確認や原因究明について、一カ月以内にすべてけりをつけたい」と述べた。県は実態解明のため、二十三日に再度、同社に立ち入り調査を実施。ほかの業者についても偽装がないか、調べる予定。

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製薬会社が367人分把握 薬害肝炎、197人実名

2007年10月23日 『中日新聞』朝刊

 薬害肝炎の原因になった血液製剤フィブリノゲンを投与後にC型肝炎を発症した四百十八人に対し、厚生労働省と製薬会社が事実関係を伝えていなかった問題で、フィブリノゲンの製造元だった旧ミドリ十字を継承した旧三菱ウェルファーマ(現田辺三菱製薬)が、計三百六十七人の実名やイニシャルなどを把握していたことが、分かった。実名が分かるのは百九十七人で、このうち四十人には住所の記載もあった。田辺三菱製薬が二十二日、厚労省に報告した。

 同社が保有していた情報の約88%が患者個人の特定につながる可能性があったと判明し、本人への通知をする努力をしてこなかった企業側への批判も高まりそうだ。同社は、社内に調査チームを立ち上げた。

 二十二日午前、厚労省が公表した実名の把握数は二人。実名の把握状況が同社と厚労省で異なることについて、同社側は「五年前からあらゆる資料を厚生当局と共有している」と説明。しかし舛添要一厚労相は「二名と百九十七名というのは乖離(かいり)があまりに大きい。担当者は不眠不休で一生懸命捜したが、見つからなかった。製薬会社が報告していなかったと理解している」とした。

 舛添厚労相は同日午後、省内で同社の葉山夏樹社長と面会し「一人でも多くの方に検診を受けていただきたい」と一覧表に掲載された患者への通知を要請。葉山社長は「プライバシーに配慮しながら、誠実に、迅速に対応したい」と述べた。

 舛添厚労相は「当時の対応は不十分だったという問題意識があるので、一生懸命調査させている」と強調したが、大臣との面会後に記者会見した田辺三菱製薬の小峰健嗣副社長は「患者さんに対するこれまでの働きかけは最善だった」と述べ、認識の隔たりを示した。

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 与党、守屋氏を証人喚問へ 給油新法案の審議入り条件

2007年10月23日 『中日新聞』朝刊

 自民、公明両党は二十二日、防衛省の守屋武昌前事務次官の接待ゴルフ問題や米補給艦への給油量訂正問題で、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続させる新テロ対策特別措置法案の委員会での審議入りを条件に、守屋氏の証人喚問に応じる方針を固めた。与党は偽証罪が適用される証人喚問には慎重な姿勢を続けていたが、審議促進のためにはやむを得ないと判断した。 

 一方、民主党は審議入りの前に証人喚問を実施するよう要求し、実現しなければ衆院特別委での法案審議に応じない姿勢を崩していない。ただ、民主党内にも、審議入りの前提とすることにはこだわらない意見も出ており、証人喚問が近く実現する見通しとなった。

 与党は二十二日夜の衆院テロ対策特別委員会の理事懇談会で、二十三日に法案の趣旨説明、二十四、二十五両日に福田康夫首相が出席して質疑を行う日程を提案。二十五日の質疑後に、守屋氏の証人喚問を議決することで折り合うよう求めた。

 これに対し、民主党は「証人喚問が先だ」と拒否し、防衛省の給油量訂正をめぐる隠ぺい問題で守屋氏と当時の統合幕僚会議議長、海上幕僚長、担当者ら計八人の証人喚問を要求。証人喚問を審議入りの前提とする姿勢を崩さず、二十二日午後から断続的に続いた協議は物別れに終わった。

 二十三日の衆院本会議で法案が審議入りした後、与野党はあらためて協議する。
◇守屋氏、ゴルフ接待認める

 守屋武昌前防衛事務次官が防衛専門商社「山田洋行」から頻繁にゴルフの接待を受けていた問題で、守屋氏が防衛省の事情聴取に、二〇〇〇年に自衛隊員倫理規程が定められた以降も、接待を受け続けていた事実を認めたことが二十二日、明らかになった。石破茂防衛相が「倫理規程に引っかかる時期があった、と聞いている」と述べた。倫理規程は利害関係者とのゴルフを禁じている。

 防衛省幹部によると、守屋氏は倫理規程に抵触する行為を行ったことに「迷惑をかけて申し訳ない」と話しているという。

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 給油誤り把握 官房長官説明前に 03年5月防衛省『疑惑沈静化で』と釈明

2007年10月22日 『東京新聞』夕刊

 防衛省は二十二日午前、海上自衛隊がインド洋で活動していた補給艦の給油量の誤りを隠ぺいしていた問題の経緯について与野党に説明した。二〇〇三年五月九日、当時の福田康夫官房長官(現首相)が誤った給油量に基づいて記者会見を行った時点で、海上幕僚監部の担当課長らは誤りを把握していたにもかかわらず、上司らに報告をしなかったことが分かった。

 同省は与野党に提出した資料で報告が遅れたことについて「文民統制にかかわる極めて重大な問題」として、厳正処分を行うことを明記。二十二日中に、石破茂防衛相を長とする再発防止策などの検討委員会を設置する。

 資料によると、担当課長らが報告を怠った理由として、〇三年当時に国会ですでに論議になっていたイラク作戦への燃料転用疑惑が「沈静化しつつあったことを考慮」したと釈明。福田官房長官の記者会見や、その後の石破防衛庁長官(当時)の国会答弁は、同年五月八日に統合幕僚会議議長(当時)が記者会見で説明した内容などに基づいて応答要領を作ったという。

 一方、〇三年七月から十一月までの海自補給艦「とわだ」の航海日誌が保存期間内に破棄された問題については「とわだ」の乗員が艦長の許可を得ずに誤って裁断し、その後に焼却処分されたと説明した。
隠ぺい課長は片山氏の秘書

 問題の担当課長は当時の防衛課長でその後、退官し、現在は自民党の片山さつき衆院議員の秘書になっていることが二十二日、分かった。

 関係者によると、国会審議があった二〇〇三年五月当時、物品を管理する海幕需品課の担当者が答弁の誤りに気づき、防衛課長に報告。しかし、防衛課長は上司に報告することなく、隠ぺいした。

 同課長は一昨年七月に情報本部の部長に事実上、左遷され、昨年七月、一身上の都合を理由に退官した。左遷の理由は不明。今年になって、片山氏の秘書に採用された。

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