本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

新聞は世界平和の原子力。

2011-05-19 16:32:11 | web・メディア
「新聞は世界平和の原子力」というのは1955年の日本新聞協会の標語である。先日テレ朝のコメンテータが何気に紹介していた。55年というと私が6歳の年である。幼稚園だ。無論覚えてなどいない。先程ふと思い出して「標語 新聞は世界平和の原子力」で検索したらすぐ出て来た。中曽根だとか正力だとかが幅を利かせていた時代である。この標語は一見して「原発礼賛」の提灯言語であるが、今の新聞協会は(何も言っていないのだから)この件について反省も謝罪も一切していないのだと思われる。私は格別にこの件を非難・罵倒する立場にはない。ただ『原発推進派』を自称する東京都石原知事だって「見直しは必要」と認めている現在、この56年前の自らの足跡をまるで「何事もなかったかのように(!)」、無視・黙殺して通り過ぎることが自称「社会の公器」たる新聞の役割であるなどとは毛頭思われない。思えばこの件に限らず、メディアの基本は(戦前の大政翼賛報道然りで)「垂れ流し」なのではないか。我々が個々に記憶していないと彼らはじきに自らの言動を忘れ去ってしまうし、口が暇になると途端に何を言い出すかわからないという、そういう無責任な連中の集まりなのである。 . . . 本文を読む