珠ちゃんのいない朝のテレビで大相撲の八百長裁判を伝えていたが、元々大相撲の八百長はあって当然と私は思っているから、例によって協会の回し者=竜虎がしゃかりきになって全面否定してみせたりすると「ああやっぱりあるんだな」と、天邪鬼な私は逆に納得してしまうのである。竜虎にしても「地方巡業でご当地力士に華を持たせるのは当然」(!)などと断言するものだから「お前はアホか」と言うしかない。笑。大相撲トーナメントなんか見ていても、みんな怪我しないように適当に流していることは素人目にも明らかで、だいたいが一年六場所制で空いた月には巡業だのなんだのと、これも「金儲け第一主義」の故か、「超」の付く程の現行の過密スケジュールの下では真面目にやっていたのでは体が保たないだろうと、私は力士たちにはどちらかと言えば同情的である。そんなに毎度毎度全ての取組みを本気でやっていた日にはいずれ大怪我するに違いないだろうし、実際殆どの力士が体になんらかの持病を抱えながら毎場所「闘って」いるのである。「星の貸し借り」やら「こんちわ相撲」(←「こんちわ♪」と挨拶に行って個人八百長を持ちかける)やら「トイレの密談」やらは、相撲界が独特の閉鎖社会であるからにはない方がむしろ不自然である。がしかし、これが八百長の有無を法廷で争うという段になると、我が国の法廷は一に証拠第一主義に立脚するものであるから、これを実証するには相当な困難が伴う。協会が名誉毀損の損害賠償で出版社らを相手取って訴えたのは「八百長など一切ない」としている協会としては書かれっぱなしでは立場がないからだが、被告側は記事が根も葉もない絵空事ではないという、記事が書かれるに至る蓋然性を示せばいいということなので、大山鳴動鼠一匹、判決は灰色決着となるのが今から想定されるというのである。まあ八百長事件に名の挙がった当事者らが「はい自分はやりました」と言うわけもないので、白黒は付かないだろう。が、常識の問題として言えば八百長はあって当然だし、私は大相撲は力士レスラーたちの格闘ショーであって悪いとは思っていないのだ。wさて、午前中の衆議院予算委員会は自民党同士の質疑なのでこれを八百長と見るかどうかは別にして、麻生内閣の支持率は急降下していることでもあり、午後からの民主党・ミスター年金=長妻昭議員の質疑がどういう展開を見せるかこそが『焦眉の急』なのである。笑。 . . . 本文を読む