神奈川県内、18日は大雨の恐れ
昼前後に激しい雷雨か、土砂災害に注意
6/17(月) カナロコ
蒸し暑く、真夏日となった横浜市内。
18日は一転、気温が下がる見通しだ
=17日午前
神奈川県内は18日、低気圧と前線の
影響で大雨となる見通しだ。横浜地方
気象台によると、同日朝から夕方にか
けて、雷を伴って1時間に30~40
ミリの激しい雨が降る恐れがある。低
い土地の浸水や河川の増水、土砂災害
などに注意するよう呼びかけている。
気象台によると、同日は発達する低気
圧や前線の影響で、大気の状態が非常
に不安定になる見込み。海上では強い
風が吹き、波が高まるという。
同日夕までの24時間に予想される雨
量は、東部の多い所で120ミリ、西
部は200ミリ。その後の24時間で
は、東部、西部ともに30ミリを見込
む。警報級の大雨となる恐れがあるほ
か、三浦半島の東京湾側に波浪警報を
発表する可能性もあるとしている。
17日は蒸し暑くなり、小田原市で30
・6度と今年初の真夏日を観測。海老名
市(30・5度)と横浜市中区(30・
4度)も真夏日となった。18日は一転、
雨の影響で気温が下がり、日中の最高気
温は横浜が23度、小田原は24度と予
想されている。関東甲信地方の梅雨入り
が発表される可能性もある。
JR東日本は「18日昼頃から夕方にか
けて、東海道線や伊東線で遅れや運休な
どが発生する可能性がある」と注意喚起
した。中日本高速道路は新東名高速道路
の伊勢原大山インターチェンジ(IC)
─新秦野IC間で通行止めの可能性があ
るとしている。
鎌倉花火大会、CFで支援金を募集
返礼品は観覧シート席
6/17(月) カナロコ
2017年の鎌倉花火大会
7月17日に5年ぶりに開催される鎌倉
花火大会に向け、主催の同大会実行委員
会は不足する開催費用に充てるため、ク
ラウドファンディング(CF)で支援金
を募っている。目標額650万円はすで
に達成したが、さらなる上積みを目指し
ている。
慢性的な財源不足に加え、花火材料費や
人件費が高騰していることから、これま
で行ってきた協賛の募集に加え、初めて
CFの手法を取り入れた。
支援額に応じ、お礼のメール送信や花火
観覧シート席などの返礼品が用意されて
いる。希望者はウェブサイト「うぶごえ」
から7月21日(シート席は6月23日)
までに申し込む。問い合わせは、同大会
実行委事務局電話0467(23)
3050(市観光協会内)。
藤沢市の「世界一大きい金魚すくい」終了
ギネス認定、夏の風物詩で人気も
6/17(月) カナロコ
大勢の参加者でにぎわった「世界一
大きい金魚すくい」(過去の様子)
藤沢市の夏の風物詩として親しまれ、ギネ
ス世界記録に2度認定された「世界一大き
い金魚すくいゲーム」が廃止されていたこ
とが分かった。新型コロナウイルス禍を受
け2019年の開催が最後となっていた。
その後、主催者メンバーの高齢化や備品の
老朽化などで再開を断念した。関係者は
「残念だが一人でも多くの人の記憶に残っ
てくれたらうれしい」と話している。
金魚すくいは、JR藤沢駅北口の商店街
「藤沢銀座土曜会」(和田庄治理事長)の
主催で、1999年8月に長さ50・4メ
ートルの水槽に金魚3万匹とメダカ1万匹
を放って初開催し、ギネスに認定され
2002年には当初の2倍の長さの水槽
(100・8メートル)でギネス記録を
更新。最後となる19年には4万人以上
が参加したという。
大磯町
レンズに収めた「さかな愛」
地元高校生が写真展
タウンニュース
齋藤さんと展示予定の作品
大磯町国府本郷在住で通信制高校3年
生の齋藤大志さん(17)が6月18日
(火)〜29日(土)、ギャラリーumi
neco(東小磯)で「ハギさんのおお
いそ海のいきもの写真展」を開催する。
齋藤さんは「魚依存のハギ」としてイ
スタグラム(@umazurahagi_sakana)を
運営中。
齋藤さんが海の生き物の魅力に取り
つかれたのは幼稚園年中の頃。「図鑑
で見た魚やカニなどを実際に見つけら
れるのが楽しかった」と、大磯の海岸
や港に足しげく通い、生き物観察に没
頭、「さかな愛」を育んだ。
「大磯に特化した海の生き物の情報を
発信しているのは僕だけだと思う」と
2023年2月からインスタグラムを
開設。海外の魚ファンたちとのつなが
りもあるといい、魚種の分布が近い台
湾や香港などアジア圏のフォロワーか
ら、観察地による色や大きさの違いに
ついて質問を受けることも。「交流も
楽しい。魚好きのちびっ子フォロワー
たちもいるので、今後は観察するとき
に注意しなくちゃいけない法律や規約
などをわかりやすくまとめたい」と話
す。
泳ぐ姿 捉えたい
水中で泳いでいる姿を撮影したような
角度と、ひれの広がりや模様まで捉え
られる白い背景がこだわりだ。祖父か
ら譲り受けた防水デジカメを、採集し
た生き物が入った白い観察ケースに沈
め、自然光で撮影する。「採集した現
地で撮影すれば、すぐに逃がすことも
できる。影の入らない撮影方法を模索
中です」。観察ケースをリュックに詰
め、大きな網を背負って自転車で磯通
いする。
生き物の知識は独学で身に着けた。祖
父母から贈られた図鑑は、表紙がぼろ
ぼろになってはいるものの、今も大切
に保管している。論文などにも目を通
し、それでもわからないことがあれば、
SNSで質問を投げかける。「分類な
どはどんどん新しく更新されていくの
で、昔と今の図鑑を見比べるのも楽し
いんです」と、魚好き歴が長くなれば
なるほど、気づくおもしろさもあると
いう。
展示期間中の土曜日は在廊予定。「来場
してくれた方と生き物の話をたくさんし
たい」と心待ちにする。その他の在廊日
についてはインスタグラムで確認を。
日曜、月曜は休廊。
(問)同ギャラリー【電話】0463・
20・9722
ひれの模様まで収めるのがこだわり。
イソカサゴ(齋藤さん提供)
二宮町
「いきもの」の息吹 原画で
ラディアンで展示
タウンニュース
原画展のポスター
(二宮町図書館提供)
絵本作家の舘野鴻さんとかわしま
はるこさんの原画展「いきもの絵本の
世界」が6月19日(水)〜30日(日)、
二宮町生涯学習センターラディアン展示
ギャラリーで開催される。午前10時〜午
後5時((水)(金)は午後6時)。
観覧無料。月曜日休館。
舘野さんは秦野市在住。自ら生き物を
観察し、繊細なタッチで写実的に描き
出す。今回の展示では、地面に落ちた
どんぐりの行方から命の巡り合わせを
描いた『どんぐり』=小峰書店(第29
回「日本絵本賞」受賞)などを展示。
舘野さんの作品の世界を原画で楽しめ
る。
同じく絵本作家のかわしまさんは舘野
さんに師事している。リアルな作風の
中に、生き物の愛らしさがにじむ、
「3びきのあまがえる」シリーズ
(『あまがえるのかくれんぼ』『あま
がえるのぼうけん』『あまがえるのた
んじょう』=世界文化社)では舘野さ
ん作、かわしまさんが絵を担当。あま
がえるのラッタ、チモ、アルノーの暮
らしを、原画で見ることができる。
(問)二宮町図書館【電話】0463
・72・6913
中井町
夏の訪れ告げる青梅
小嶋さん梅園で収穫ピーク
タウンニュース
収穫作業する幸枝さん
(左)と吉治さん
中井町松本で県西地域の特産品で
ある梅の収穫がピークを迎えている。
小嶋吉治さん(75)、幸枝さん(71)
夫妻の農園では、梅干し用に人気の
ある地元品種「十郎」のほか、果肉
が大きくやわらかな梅干し用の「南高」、
梅酒や梅シロップに使われる品種「白
加賀」が、青い実をたわわに実らせ、
夏の訪れを告げている。
「気候の影響で、今年の実りは去年の
8割程度」と吉治さん。全国的に見る
と2割ほどの地域もあるといい、「花
が咲いた後に気温が低いと実りが悪い
傾向。最近はひょうも心配でしたが出
来は上々」とほほ笑む。
梅園のすぐ後ろに広がるオリーブ畑で
作業する若者たちに、梅干しをおすそ
分けするのが定番。「『今年も梅干し
待ってます』と楽しみにしてくれてい
るのがうれしい。梅干しは熱中症予防
にも効果的なのでこれからの時期食べ
てほしい」と幸枝さん。6月下旬まで
に2000kgの収穫を見込んでいる。
小嶋さんの梅は二宮町のスーパーマー
ケット「わくわく広場」でも販売して
いる。
電子書籍 導入は16自治体
本紙調査 蔵書数、利用数に課題も
タウンニュ-ス
電子書籍 導入は16自治体
行政のデジタル化が進む中、タウン
ニュース社は神奈川県内の自治体の
電子書籍サービスについて調査した。
その結果、県内33自治体のうち、16自
治体が公立図書館にサービスを導入し
ていることが分かった。
全国平均上回る
導入しているのは、3政令市や藤沢市、
平塚市など、人口規模が大きい自治体が
目立つ。一般社団法人電子出版制作・流
通協議会が発表した4月1日時点の全国
の自治体の電子書籍サービス導入割合は
約31%で、県内の約49%はそれを上回る。
県内導入自治体のうち、電子書籍の蔵書
数が最も多いのは、大和市で2万2710。
全蔵書に占める電子の割合は約3・3%。
蔵書数が400万を超える横浜市でも電子
書籍は1万5570で全蔵書の約0・4%
にとどまる。横浜市の担当者は「図書館向
けに販売されているコンテンツが少なく、
紙の書籍に比べても高額」と説明する。導
入後の課題に「利用者数が横ばい」(綾瀬
市)、「利用率が少ない」(愛川町)を挙げ
る自治体もある。
コストが懸念
未導入は17自治体。「電子書籍の利用は
回数や期間に制限があり、永続性に欠け
る」(寒川町)、「(書籍の)種類が少
ない」(大井町)などを理由に現時点で
導入予定なしとするのは7自治体。「導入
予定がある」は8自治体。時期を示したの
は、今年度中に導入予定の横須賀市のみ。
ほかの自治体からは「コストを精査する必
要がある」(逗子市、清川村)という意見
が多い。検討中は2自治体。大磯町は導入
済みで蔵書数は916。二宮町は導入の
予定なし、中井町は導入の予定があると
回答した。
識者「館外でPRを」
図書館行政に詳しく、電子書籍の普及に
取り組む専修大学の植村八潮教授(出版
学)は「電子書籍の購入・利用費は紙の
書籍より高いが、貸し出しに職員が介在
しないなど、その先の管理コストが低く
済むことを考えるべき」という。利用が
伸びないことに関しては「図書館職員が
館外のイベントで説明会を開き、積極的
にアピールして利用が増えた例もある」
と図書館利用が少ない30〜40代などへ向
けて認知度を上げるべきだとした。
電子書籍はデジタル化された出版物を
パソコンやスマートフォンなどで読める
もの。高齢化に伴って図書館来館が難し
い人などへのサービスとして、広がりを
見せる。国の子どもの読書活動推進計画
では、学校を含む図書館がデジタル化を
進めることを掲げている。
調査は4月下旬〜5月上旬に実施。各自
治体に4月1日時点の状況を尋ねる質問
を送付、回答を得た。
九州北部が梅雨入り 南部と四国で
線状降水帯の恐れ―気象庁
時事通信 2024年06月17日
気象庁は17日、九州北部が梅雨入り
したとみられると発表した。平年より
13日、昨年より19日遅い。
〔時事ドットコム天気予報〕
低気圧や前線に向かって暖かく湿った
空気が流れ込み、九州南部と四国では
18日午前までに線状降水帯が発生す
る可能性がある。
鹿児島(奄美地方を除く)、宮崎両県
は17日夜から18日午前にかけ、高知、
徳島、愛媛、香川各県は18日午前に
大雨災害発生の危険性が高まっている
として、同庁は土砂災害や低地の浸水、
河川の氾濫に警戒を呼び掛けている。
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