会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

4チャンネル

2007-12-16 15:18:36 | オーディオとか・・
30年ほども前のことになるでしょうか、世の中いきなりステレオと言えば猫も杓子も4チャンネルという時代がありました、各社各様好き勝手な仕様で4チャンネルステレオを売っていました、何とか定数というのを各社が勝手に決めてうちのは他社より優れていると売っていたのです、ちなみに4チャンネルステレオとはスピーカーを4つ使って再生する方式です。

結局すったもんだの挙句ようやく規格を制定したのですがその頃にはユーザーが完全に離れてしまっていました、ユーザーを完全に無視したメーカーのエゴのぶつかり合いだったわけです。

決まった内訳はVictorの「CD-4」とSONYの「SQ」とその他大勢の「RM」方式。

「CD-4」とは(Compatible Discrete-4チャンネル)
「RM」とは(Regular Matrix)つまりその他大勢ということ
「SQ」は知りません。

「CD-4」はフロント側2チャンネルの音は通常通りレコードに記録します、リヤ側2チャンネルはフロント側の音源に影響を与えないような十分に高い周波数でFM変調をかけて記録し、専用のアンプで復調する仕掛けになっていました、理論上この方式が唯一4チャンネルを完全に分離したまま記録再生できるのです。

「RM」はよくわからないがどのチャンネルが今一番重要かという感じで定数の重み付を決める感じなのかな。(かなりいい加減)

「SQ」は針の時計方向、反時計方向に意味を持たせるといったような記憶があります。

私の兄はかなりの新しいもの好きで訳も分からず巷で評判になっているものにすぐ手を出すという人間でこのときもお約束通り買いました、私は仕組みとか理屈とかを知りたがるほうなので自分にどれがいいと聞くのでもちろん「CD-4」と答えた。

今ではいくつかのサラウンド方式があるのは周知の通り、一番お手軽なのがスピーカー・マトリックス、これは配線を変えるだけで済むしそれなりに雰囲気に浸れます。

でもドルビー5.1チャンネルやdtsを聴いたらかなうわけがありません、今はSA-CDなんかでそれが聴けます。

FMステレオ

2007-12-16 14:28:58 | オーディオとか・・
FMは今ではステレオ放送が普通ですが、その昔買ったラジオでステレオ放送を聴けるものは少なかったです、所謂「ステレオ」と言われるセットものとかFMチューナーを買ってアンプに繋がなければステレオ放送をステレオとして聴くことはできなかったのです。

学生の頃はエア・チェックと言ってFM放送をカセット・テープに録音することが流行っていました、外に持って出て聴けるメディアとしてはカセット・テープ以外になかった時代でした、レコードは学生にとって決して安い買い物ではなかったからそう簡単に新譜を買うことはできなかったからFMはいち早く新譜を流してくれたので財布には優しかったのです。

そんな日々を過ごしていた頃ふと、「FMってなんでステレオで聞こえるんだろう?」という疑問が湧いてきました。

いろいろ自分なりに調べてみたら38KHzのマルチプレックスで左右の音を交互に電波が発信されていて受信機が38KHzのマルチプレックスで復号するという仕組みです。

簡単に言うと1秒間に38,000回ほれ右、ほれ左、ほれ右、ほれ左、・・・と交互に発信し、それをFMチューナーが38,000回ほれ右、ほれ左、ほれ右、ほれ左、・・・と交互に受け取るということです。

へー、なんか大変なことやっているんだなあと感心したことを覚えています。

アンプ

2007-12-16 12:42:24 | オーディオとか・・
ステレオのアンプは何台作ったでしょうか?10数台は作ったかもしれません、みんなキットばかり、でもたった一台だけ完全に手作りしたアンプがあります、真空管式で箱もアルミの板を買ってきて罫書きして折り曲げて作りました、今でも多分音は出るんじゃないでしょうか、そして今でも手元に残っているのはこの一台だけ、あとはどこかに行っちゃいました。

会社に持って行って店頭でDATに録音したクラシックを鳴らすのに使っていたのもありました、これはとても音がよく、完全なA級アンプだったから滅茶苦茶電気を食べました、とても家では電気代が負担になって使う気にはなれませんでした、夏は猛烈に熱い、だけど冬はストーブ代わりになりました。

今でも真空管の需要は趣味のレベルではあるんでしょうね、日本では既に10数年前に真空管の製造は中止されたと聞いたことがあります、今は輸入品しか手に入らないのでしょうか、でもこういう世界はお金はいくらでも出すから中古品でも欲しいという人たちがうじゃうじゃいるのです。