会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

45-45方式

2007-12-15 13:18:38 | オーディオとか・・
ステレオで録音されたレコードも現実には再生できます、録音時にある細工を施してあるからです、それはどんなものか?

要するに左右の壁にそれぞれ両方の音の成分を録音しちゃったのです、それじゃモノーラルじゃないかって?

頭の良い人はいるものでそれぞれに左右の音のプラス成分とマイナス成分を記録したのです、それをアンプ側で演算して出力するというものです、具体的には以下のようになります。

右側の音響成分:(R+L)+(R-L)=R+L+R-L=2R

左側の音響成分:(R+L)-(R-L)=R+L-R+L=2L

この計算式を見たとき「あっ」と思ってしまいました、ただただ感心することしきりだったのを覚えています。

ちなみにこれを「45-45方式」といいます、この45と言うのはレコード盤面に対する振幅方向の角度のことです。

レコードのこと

2007-12-15 12:40:50 | オーディオとか・・
社会に出て自分でお金を稼ぐようになってステレオ・アンプ・キットを買ってきました、既成のものを買うよりも安かったし作ることが何より好きだったのです、完成して初めて音が出た時はとても感動したのを覚えています。

そのうちこんな疑問が沸いてきました、「レコードの溝は一本、なのになぜステレオになるんだろう」ステレオとは言うまでもなく簡単に言ってしまうと左右別々の音が出ることです。

理屈は簡単、レコード溝は断面がV字型をしています、ステレオ用のピックアップ・カートリッジは標準的なものはV字に直交する様な角度でマグネットやコイルが付いています、V溝の右側が移動すればそれに従ってそれに直交するマグネットやコイルが動き発電しその電力をアンプに導いて増幅してスピーカーを鳴らせばよい、左側が動けば同様に左側が・・という具合です。

でも実際はそういう簡単なものではないく、当時まだモノーラルの電蓄がかなり出回っていてそれとの互換性を考慮しない訳には行かなかったのです。

モノーラル・カートリッジは左右に針が動く時に発電する構造になっています、ところがステレオ・カートリッジは上下左右で発電するしステレオで刻まれたレコードに針を乗せれば当然上下に動きます、ステレオ録音されたレコードをモノーラル用のカートリッジで再生しようとしても上下で刻まれた音を再生できないのです。

RIAA

2007-12-15 11:58:22 | オーディオとか・・
今でこそステレオなんて当たり前でそれを意識することもないし今の人たちにとってステレオという言葉自体馴染みがなく死語になっているかも知れません、今は「サラウンド」の時代。

レコードを作ったりそれを再生するにあたってある約束事があります、それは[RIAA規格」と言われるものです。

レコードの物理的な録音再生特性の制限から録音時は低音域のレベルは低く高音域のそれは高くし、再生時はそれとはまったく逆の特性で再生するというのが大まかな「RIAA規格」のうちのひとつの約束事。

もともと低音域はその振幅エネルギーが大きくレコードに刻まれる溝自体が大きくなってしまうのでそれを避けるために低レベルで録音し、高音域はエネルギーが小さいので高レベルで録音します。

このまま再生したのでは低音がまるで出ず高域はシャーシャーという感じになるので再生時にはこれと全く逆の特性で再生します、これで低域はしっかり再生でき高域特有の「サー」とか「シー」という雑音を圧縮して耳につかないようにするわけです。

これを「(逆)RIAAイコライザーカーブ」と言います。

理論上は再生時完全にフラットになるわけですがもちろんIT技術のない昔のことだから実際には絶対にフラットにはならないのです、回路技術や半導体素子の選び方でその特性はいろいろと個性が出てきます、これがプリアンプやフォノ・イコライザー・アンプの個性になるのです。

マランツ#7やマッキントッシュC-22なんてのがつとに有名で未だに数十万円もします。

ステレオ事始め

2007-12-15 11:10:51 | オーディオとか・・
幼少の頃より何かを作るのが好きでプラ・モデルをよく作ったものです、面倒くさがり屋でプラ・モデルのようにお膳立てされたものを作るのが好きでほとんどないところから何かを作るのは嫌いでした。

まだ学生だったころ小遣いを貯めてレコード・プレイヤーを買いました、もちろんこれだけでは音は出ません、お金がないのでアンプを買えません、でもせっかく買ったレコード・プレイヤーが愛おしくて仕方がなく、説明書を端から余すところなく何度も読んだり・・、レコード・プレイヤーの取扱説明書なんて構造がいたって簡単なものだからあっという間に読み終えちゃうのです、多分空んじてしまったかも知れません。

電源を入れてレコードをターン・テーブルに載せて針を落としてみる・・・、音なんか出るわけがないのです・・そこであることを思い出しました、小学生の頃月刊の漫画雑誌を取っていました、「鉄腕アトム」とか「鉄人28号」が連載されていた「少年」っていう雑誌です。

それに毎回付録が付いて来ました、紙が主体の工作ができるやつです、あるとき「フォノシート」が付いてきてそれにセロファン紙にアルミニュームのレコード針を付けたやつを乗せて手で「フォノシート」を回してそのセロファン紙から音が出るという付録でした、今考えると想像を絶するほどの暴挙とも言えるような付録でした、でも実際に結構大きな音が出たのです。

そのことを思い出してレコード・アルバムに必ず入っているライナー・ノートの角の部分を回転しているレコード溝に沿って当ててみました、してやったり!音が出たのです、何をバカなことをと言われるかもしれませんがそんなことしかすることがなかったのです、アンプとスピーカーを手に入れるまでは。

電蓄と言われたレコード・プレイヤーはあったので聴くことが出来なかった訳ではなかったのですが電蓄はモノーラル、私としてはどうしても「ステレオ」で聴いてみたかったのです。

長足の一歩

2007-12-15 08:29:05 | (非)常識のページ
昨日、午後4時過ぎ忙しくしていた時社長が書類を見ながら私の方へ歩いて来ました、何か用がありそうでしたが私が忙しそうにしていたのを見て取ってそのまま普段の社長の居場所の経理室に戻って行きました。

終業ベルが鳴って一段落していつものようにベンダーで買った紙コップに入ったコーヒーを自分の席でゆっくり飲んでいたらまた社長が近付いてきて手に持っていた印刷された紙を見せてくれました、嫌な予感がする、また間抜けな仕事をやって客からクレームが来たのかな?

その印刷物を指し示しながら話し始めたのは自社システムの商品マスターに関してのことでした。(ほっ!)

今度商品マスターをシステムに簡単に更新、反映できるソフトを組み込むのだという話でした、システムメニューからそれを実行できるようにするというのです、ということは社長の気分で・・ということがなくなり必要な情報を必要な時に反映できるということになります。

やればできるじゃないか、長足の一歩ですね、苦節?十年やっと「ふつー」の環境になるわけです、これでシステムメニューにあるのに誰一人過去に一度も使ったことのない「見積もり」を使えるようになるかも知れません。

ふ~ん・・・、あっそー、んじゃ今、自分が手入力している一万件超のデータ入力はまったくの無駄な仕事?でしたね。

なんか力が抜けて怒る気にもなりません、まあこんな無駄な仕事をさせて給料を払うのは会社だからどうでもいいですけど・・。

数十時間という自分が費やした無駄な時間に払うお金をみんなが一生懸命稼いでくれたことになります、嬉しい限りですね、しかもそれとは別に恐らく数十万円かけて今回のシステムバージョンアップをするのでしょう。

原価意識が丸でないのです、すべての「物、人、行動」にはコストが掛かっているんです、だからそれの元を取るために効率のよいシステムを作らなければならないのですよ。

年末年始休暇2

2007-12-15 07:32:39 | (非)常識のページ
職場で一昨日ある所からFAXが届きました、例年自社のカレンダーの印刷を依頼しているところからの校正依頼のカレンダーをコピーしたものでした。

すかさずそれを十数枚コピーしてその時社内にいた人間全員に「オフレコだぞ」と言って配ったのは言うまでもありません。

ほんとにおバカでお情けない会社、恥ずかしさを極めています、それでいて妙なところで体面を気にします、これこそ体面だと思うのですがねえ。

一番恥ずかしいのは「無知」より「無恥」なんですよ。