秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

呉越同舟・無錫市

2007-11-17 | 旅・中国&韓国

錫恵公園にある寺院・恵山寺の龍の形をした菊はちょうど見ごろ。
それはそれは見事でした。
枚方の菊人形しか見たことないので、中国の菊作りに畏敬の念をいだいたくらい。
 
この門をくぐってすぐに、こうした菊が見れるとは思いもよりませんでした。

 

境内外の東屋みたいなところ、名前は忘れたけど、
ここで二胡の演奏を聞くことができました。

年配の方なら「無錫旅情」という歌でお馴染みの無錫は、揚子江デルタ中部の太湖が市内のほとんどを占めます。
無錫は中国の呉の時代の都で、3000年の歴史を持つ古い町です。

無錫はかつては有錫と呼ばれたぐらい錫の産地だったそうです。
青銅器は銅と錫の合金でできるので、呉の民が住む無錫へ越の民がやってきて争いとなった。
やがて和平を結び「呉越同舟」、有錫は無錫と名を変えたらしい。

呉服の語源は呉の国の服。
呉越戦争の後、呉の民がたくさん日本に帰化したり海を渡ってきたのでしょう。
古い家々や景色が日本の原風景とよく似ていました。

越に比べると呉はのどかでやさしい感じ。
平和を愛する民のような気がする。

農家の屋根の形も異なり、越の方は子供が男か女かが分かる仕掛けになっています。
三角にとがった屋根は家を継ぐ男の子がいるが、台形は嫁にもらって欲しい女の子の家。
分かりやすいといえばそうなんだけど・・・


4 コメント

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呉服 (ミミー)
2007-11-17 16:41:54
呉服の由来ってそうだったのですか。今まで全然考えたことがなかった。
菊もスケールが大きいですね。中国人の人の国民性に、菊の栽培が合っているのでしょうね。枚方パークの菊人形も廃止されて寂しいですが、今年はクリサンセマム展とか何とか名付けて、11月下旬までたくさん菊の展示をやっているそうです。
屋根の形のお話もおもしろいですね。昔の人の考え方って、そういうふうな自然な形をとったのですね。
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ミミーさんへ (おざさ)
2007-11-18 11:32:46
恵山寺の入り口門はまさに中国って感じですが、
中は落ち着いていて意表をつかれました。
この菊はほんとにスケール大きくいい仕事されてましたよ。
龍は中国好きなモチーフのようであちこちで見られましたので、
次は龍をテーマに写真アップすることにします。
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Unknown (northin)
2007-11-19 08:34:07
この龍はすごいですね
どれぐらいの長さがありましたか?

『無錫旅情』は知っていますよ
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northinさんへ (おざさ)
2007-11-20 13:46:27
龍の長さは2~30メートルはあったでしょうね。
ちょうどこれから満開を迎えるところでした。
こうした菊作りも、呉の国ならではなのかしら?
植物の手入れも日本に伝わったのかもしれませんね。
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