飛騨高山のほぼ中央を流れる宮川にかかる鍛冶橋
欄干に設置されている足長像です。
反対側には手長像
春の高山祭で、日枝神社で曳き出される恵比寿台とよばれる屋台に取り付けられた彫像がモデルなんだそうです。
1848年(嘉永元年)に、名工・谷口与鹿(よろく)が、
出雲神話の登場人物・足名稚(アシナヅチ)と手名稚(テナヅチ)をモデルとして具象化彫刻したものです。
足長が父、手長が母で、自分の娘をいつも八岐大蛇に奪われていた悲劇の夫婦。
素戔嗚神の奥さんの櫛名田姫のご両親でもあります。
なんで出雲の話がここ飛騨であるのか不思議です。
手長足長(てながあしなが)は、秋田県、山形県、福島県、長野県に伝わる巨人という説もあります。
中国最古の地理書『山海経』に登場する人種の一つに手長足長があるようです。
手長は「山」を、足長は「海」を意味する神さまとして崇められています。