シベリア上空でアメリカの通信衛星とロシアの稼動停止した衛星が衝突したそうですね。
宇宙開発が始まって40年、人工衛星など総計2万トン以上の人工物が軌道上に打ち上げられ、現在でも4500トン(約13000個)の人工物が地球を回っているらしい。
周回衛星3208個のうち稼働中はわずか5%と聞くとさらに驚きです。
画像は、地球高度2000Km以下の軌道をまわる宇宙ゴミ(space debris)の分布図です。
耐用年数を過ぎたり、事故・故障により制御不能となった人工衛星
衛星打ち上げに使われたロケットや爆発破片
宇宙飛行士が落とした手袋・工具・部品などなど、
1cm以上の宇宙ゴミは数十万個も浮遊しているそうです。
現在稼働中のすべての人工衛星は,1~10cmの大きさの宇宙ゴミに対しては衝突から身を守る術をもっていなくて、このサイズの宇宙ゴミが衝突すれば容易に衛星の壁面を貫通してしまうんだって。
小惑星の地球への激突のシナリオが映画になったり、かつての恐竜絶滅もそうではないかと推論されたりしてました。
小惑星どころと違うやん。
もっと現実性高い、高すぎる!
地球大気では、そろそろ黄砂の季節。
このたびの衛星衝突事件は、大気圏外でも微細ゴミが恐怖の時代に入っていることをあらためて思い知らされました。