質屋でお金を融通してもらいたい時、たいていの人はダイヤモンドを思いつくでしょう。実際そこそこのお値段で購入されていますから、せめて半分ぐらいはと期待してのれんをくぐられます。
悲しい哉、確実にはじき出される値段は、ダイヤがついている枠のプラチナや金の重さだけです。
あとはピンからキリまでのダイヤ次第でプラスアルファ。
ダイヤモンドはランクによって国際流通相場が確立していますから、ランクが確かなものならばおのずと値段ははじきだされます。
ふつう婚約指輪で贈られるダイヤは、給料3ヶ月分。
1キャラット以上の重さのいいダイヤをお持ちの方は少ないことになります。
まばゆいばかりの輝きに目がくらみ、ついフラフラッと買われたダイヤ、0.3ctまでならほとんどお値段がつきません。
ほとんどの宝石屋のライトはハロゲンランプか強力な白熱灯の光です。
自然光のライトを用意している店もありますが、とても外の光とは似てもにつかないしろものです。
特にダイヤモンドとパールを見るのに良い光は、午前中の北の窓から入るあの淡い光とされています。
店の外で見せてもらいにくいでしょうから、せめて窓際でとなると、窓のある店舗がいいということになります。
婚約指輪は給料の3ヶ月分って、決めたのはデビアスという世界のダイヤ流通を牛耳るシンジケートです。
もう3ヶ月に惑わされず、例えそれが10万でも100万でも、予算は男性の精一杯の気持と努力で十分です。
だってそれがすごいお宝にはなり得ないんですから。