19,800円という安さで、日帰りと思われた方もいらっしゃいましたが、1泊2日の旅で天領日田にて宿泊しました。何年か前から天領日田の水が人気で何度かお取り寄せもしました。温泉つかって、湯上りにその水グビグビ飲んだら、と楽しみに出かけました。
昼下がり、天領日田に着いて2時間ほどの自由時間。
地図を片手に三々五々小京都といわれる豆田地区を散策しました、が予想に反して、日本各地で見られる土産物屋さんや、食べ物やさんが軒を並べます。
倉敷だったり、飛騨高山だったり、伊勢だったり、どこかで見た町並み。もうちょっと考えてほしいよね。
お雛さんを展示している所はたいてい300~500円の入場料が必要です。
せこい私達はできるだけ無料の所を探して見物していきました。
しかし1軒ぐらいはと奮発して入ったのが、広瀬資料館です。
江戸時代、九州は3分の1が幕府の天領でした。
その天領から上がる税金が、すべてこの日田に集まり、その公金を扱う金融機関が掛屋である広瀬です。
幕府に収めるまでのプールしている1年間に、掛屋はこのお金を貸し出して大もうけ、これが古今雛や有職雛を買えるほどの莫大な富を残しました。
ガラス越しに撮影したので今ひとつよくわかりにくいですが、画像の次郎左衛門雛は、18世紀後半の立派なものです。
京都の人形師・雛屋次郎左衛門が作りだし、最初は上流階級のものだったそうですが、やがて日田の富の力で買えたんだ。