再犯率は覚せい剤事犯ともなると50%を越えるのが現実です。
残念なことにまた罪を犯してまた保護観察となった時、また前の保護司さんでお願いしますとご指名が入ることがよくあります。
この夏、ご指名が入った某君は、10代の終わりに傷害罪で少年鑑別所を出たあと成人するまで約2年間保護観察を担当していました。
その後どうしてるかなぁ、元気でがんばってるかなぁと気になっても、
保護観察期間が満了すると、一般的にはかかわらないことになっています。
正義感が強くて、ちょっと我慢の足らない彼は、4月頃仲間と居酒屋でしこたま飲んだ後、店にいた他の客とけんかになり怪我をさせてしまいました。
今度は成人しているので、留置場で3ヶ月を過ごし、執行猶予3年でまた保護観察がつく身となり久々に再会したわけです。
すでに顔なじみで、新しく人間関係を築く努力は要らないし、話ははずみました。
刑務所や少年院は面会に出かけたりすることもよくありますが、
刑が決まるまでの鑑別所や留置場は門外漢、まだ行ったことがありません。
おもしろい体験談を聞けたので、差しさわりない部分を次回ご紹介します。