聖書から人生を考えよう

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聖書から「人生」について真剣に考えてみませんか?

★厳しい試練の冬

2005-01-07 | 「人生の試練と逆境」

  みなさんの中に、今、辛い悲しい試練に遭遇して、失望と落胆のうちに沈んでおられる方がおられるでしょうか。でも、そのような方に少しでも励ましと慰めを与えることができればと心から願って書いてみました。 

熱帯地方は一年中暖かく、植物を育てるには理想的な地域だと考えていましたが、実際はそうではないことが最近分かりました。ほとんどの温帯性の木は、熱帯ではそれほどよく成長しないのだそうです。同じことが、スイセン、チューリップ、ヒヤシンスといった春咲きの球根植物にも言えるのです。これらの植物は、熱帯だと最初のシーズンはうまく育つように見えますが、葉や花が散ってしまうと、一種の冬眠状態に入り、それっきり再び目覚めることはほとんどないのだそうです。
 
もし、ナシやモモの木を冬の間、暖かい室温にずっと保っておいたとしますと、致命的な害をこうむってしまうのだそうです。このことは、温帯植物にとって「寒さ」が重要な意味を持っていることをはっきり示しています。温帯植物は明らかに寒さを必要としているのです。落葉樹や球根類は、秋に葉を落としたあと休眠に入りますが、再び成長を始めるには、必ずその前にある程度の寒さにあわなければならないのです。

私たちの人生においても「厳しい試練の冬」を経験することがあります。
試練の寒さもいろいろです。難病に苦しみつつ病床に伏しておられる方もあれば、癌を宣告されて途方にくれておられる方、他人から酷い中傷を受けて傷ついておられる方もおられるでしょう。
私の知人(まだ、30代半ばの女性ですが)で、最近二度の離婚を繰り返して、今、二人の子供さんと三人でこれから生きて行こうとされておられる方がいます。ご本人にとっては、とても辛く悲しい寂しい経験だと思います。これから先のことを考えると、私も同情の涙を禁じ得ません。

 しかし、聖書の中には、かつて五人の男性と結婚し、その後、6人目の男性と同棲している女性の話が出て来ます。砂を噛むような空しい日々を送り、人目を避けるようにして生活していたその女性は、ある日、水を汲みに行った井戸の側で休んでおられたイエス様と出会うのです。しかし、イエス様は、彼女を一人の女性として暖かく受け入れ、接してくださいました。そして、イエス様はその女性にやさしく言われました。

●「この水(この世の楽しみ)を飲む者はだれでも、また渇きます。 しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」(ヨハネの福音書4:13,14)。 

 彼女は、イエス様を信じて永遠のいのちを受け、幸福で、積極的な女性となりました。そして、イエス様と出会ってから、彼女の人生は180度変わってしまったのです。イエス様による救いの喜びを周囲のみんなに証しする人に変えられたのです。人生の試練の冬は、神に立ち返る絶好の機会として、神様が備えられた恵みではないでしょうか。新約聖書の中に次のようなみことばがあります。

●「 すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。 」(ヘブル人への手紙12:11)。

●「あなたがたの会った試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。」(コリント人への第二の手紙10:13)。

●「苦しみに会う前には、私はあやまちを犯しました。しかし今は、あなたのことばを守ります。 ‥‥‥苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。 」(詩篇119:67,71)。
  
●「夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。」(詩篇30:5)。 
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