『合気・奇跡の解読』は、高岡英夫フリークのみならず、合気に関心のある全ての人にお勧めの1冊です。
合気の力学的側面を分析したものとしては、これ以上の本は無いと思います。
この本の中では、西野皓三氏の身体意識図が公開されました。
僕も西野式は少しかじったことがあったので、興味津々でしたが、センターや熱性の下丹田、パームなどの存在は予想通りで、自分の見る目をちょっとだけ見直した今日この頃です。
高岡所長にDS分析してもらいたい人物は数多くいますが、僕が今、最も興味を持っている1人が、PRIDEミドル級絶対王者のシウバです。
というのは、彼の強さの理由は、専門家でも容易に分析しきれず、いまだ多くの謎に包まれているからです。決して卓越した技術の持ち主ではないし、腕を力ませたまま振り回すのは、明らかに「手首のスナップを効かせる」というパンチのイロハを無視しています。彼が、ボクシングのジムに入ったら、ワンツーからやり直しでしょう。
でも、メチャ強い。あの下手くそパンチが当たったら、みんな倒れてしまう。
普通なら、あんな素人パンチが効くわけないはずなのに。
これは、単純にパワーがあるとか、クスリの作用だとかで片づけられているのが現状です。
それだけに、身体意識の面からアプローチするのが、ヴァンダレイの強さに迫る近道ではないでしょうか。
これはあくまで僕の憶測ですが、ヴァンダレイは、背中にアーダー(重性の身体意識)が発達しているような気がします。背中に漬け物石が入っているイメージを思い浮かべていただけると、分かりやすいかもしれません。
ストライカーの場合、アーダーは手首から先に発達するのが一般的です。鉄球のように重い拳を、ベストで振り回すようなイメージを持つのが、肩の抜けたいいパンチを放つコツだとされています。
しかしヴァンダレイの場合、この定石には完全に一致していません。
仮に、僕らの背中に巨大なバックアーダーが存在していたら、まず、立っているだけで後ろにのけぞってしまうでしょう。そこで、ヴァンダレイ独特の、極度に顔を前に突き出した姿勢が説明できます。こうしないと、バランスがとれないはずなのです。
そして、腕を力ませ、あたかも魚が背骨をくねらせるようにして放たれるフックは、バックアーダーの重みを拳に乗せる上で、最適の打ち方なのではないでしょうか。
もし、バックアーダーの重みを使うとしたら、腕を硬直させてしまった方が、短い持続時間で的に力積を伝えることができるわけで、力学的にも合理的です。この場合、腕を脱力させると、肘関節などがクッションとなり、威力が半減してしまいます。おそらく、腕には、剛性の身体意識が発達しているのでしょう。
これは、あくまで現時点での憶測です。高岡所長による分析の機会を待ちたいところです。
合気・奇跡の解読
合気の力学的側面を分析したものとしては、これ以上の本は無いと思います。
この本の中では、西野皓三氏の身体意識図が公開されました。
僕も西野式は少しかじったことがあったので、興味津々でしたが、センターや熱性の下丹田、パームなどの存在は予想通りで、自分の見る目をちょっとだけ見直した今日この頃です。
高岡所長にDS分析してもらいたい人物は数多くいますが、僕が今、最も興味を持っている1人が、PRIDEミドル級絶対王者のシウバです。
というのは、彼の強さの理由は、専門家でも容易に分析しきれず、いまだ多くの謎に包まれているからです。決して卓越した技術の持ち主ではないし、腕を力ませたまま振り回すのは、明らかに「手首のスナップを効かせる」というパンチのイロハを無視しています。彼が、ボクシングのジムに入ったら、ワンツーからやり直しでしょう。
でも、メチャ強い。あの下手くそパンチが当たったら、みんな倒れてしまう。
普通なら、あんな素人パンチが効くわけないはずなのに。
これは、単純にパワーがあるとか、クスリの作用だとかで片づけられているのが現状です。
それだけに、身体意識の面からアプローチするのが、ヴァンダレイの強さに迫る近道ではないでしょうか。
これはあくまで僕の憶測ですが、ヴァンダレイは、背中にアーダー(重性の身体意識)が発達しているような気がします。背中に漬け物石が入っているイメージを思い浮かべていただけると、分かりやすいかもしれません。
ストライカーの場合、アーダーは手首から先に発達するのが一般的です。鉄球のように重い拳を、ベストで振り回すようなイメージを持つのが、肩の抜けたいいパンチを放つコツだとされています。
しかしヴァンダレイの場合、この定石には完全に一致していません。
仮に、僕らの背中に巨大なバックアーダーが存在していたら、まず、立っているだけで後ろにのけぞってしまうでしょう。そこで、ヴァンダレイ独特の、極度に顔を前に突き出した姿勢が説明できます。こうしないと、バランスがとれないはずなのです。
そして、腕を力ませ、あたかも魚が背骨をくねらせるようにして放たれるフックは、バックアーダーの重みを拳に乗せる上で、最適の打ち方なのではないでしょうか。
もし、バックアーダーの重みを使うとしたら、腕を硬直させてしまった方が、短い持続時間で的に力積を伝えることができるわけで、力学的にも合理的です。この場合、腕を脱力させると、肘関節などがクッションとなり、威力が半減してしまいます。おそらく、腕には、剛性の身体意識が発達しているのでしょう。
これは、あくまで現時点での憶測です。高岡所長による分析の機会を待ちたいところです。
合気・奇跡の解読
コメント、T.B、ありがとうございました。
高岡フリークとしてよろしくです。
すごい分析、恐れ入っております。
自己満足、知ったかぶり、ごまかしの僕とは大違い!
「ドラゴンボール」-孫悟空-のDS図を待ち望んでおります。
共に「ゆる」まんことを・・・・・