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弱者のままで、世界を変えることはできない

偉業だからこそ相手にされない7 ベラにノーベル平和賞を!

2011-04-11 16:52:39 | 奇跡の人々(人物辞典)
写真 ベラ・チャフラフスカ




フランス救国の少女ジャンヌ・ダルクは、あまりにも人間離れした活躍を味方からも妬まれ、陰口のために国王からの信頼を失いました。彼女がイギリス軍の捕虜になった際には、身代金で買い戻すことができたのにもかかわらず、国王はジャンヌを見捨てています。
教会も、宗教裁判で彼女を魔女と断定し、さらに牢の中ではレイプを繰り返されていました。
最終的には、「男装した」というだけの理由で、ジャンヌは生きたまま火あぶりの刑に処されました(通常は、処刑後に遺体を火あぶりにする)。
後に、この裁判はやり直され、彼女の名誉は回復されました。現在、ジャンヌはカソリック公認の聖人に叙せられています。


JFKが尊敬した日本の政治家として有名な、米沢藩主の上杉鷹山は、わずか17歳で藩主となり、破綻した藩財政を立て直しました。大飢饉の際にも、米沢藩ではひとりの餓死者も出ませんでした。
こうした奇跡的な政治手腕にもかかわらず、反対派の家老たちから退陣を迫られるなど、妨害が絶えませんでした。


『ロビンソン・クルーソー』でしられる作家デフォーは、政治的なパンフレットを出して投獄されたことがあります。


リンカーンは、メキシコとの戦争に反対して人気を失い、一度政界を去っています。


『天皇機関説』を唱えた美濃部達吉は、その著書を禁書とされ、貴族院の議席も逐われています。
「憲政の神様」尾崎行雄も、演説が不敬罪に当たるとして起訴されたことがあります。


田中正造は、足尾鉱毒事件について何度も政府に質問しましたが、政府も政党も無視し続けました。
現在でも、足尾銅山周辺は汚染されたままです。


マハトマ・ガンジーは、「やり方が手ぬるすぎる」として、独立運動の同志からも批判されていました。
資本家とつながりがあるとして、共産主義者からも攻撃されました。
独立後も、政教分離を訴えたため、狂信的なヒンドゥー教徒によって暗殺されています。

ガンジーの弟子で、インドの初代首相ネルーは、独立運動のために9回も投獄されています。


チャーチルは、所属する保守党の主流派がナチス・ドイツと妥協していることに反対し、長く平議員に据え置かれていました。

鉄の女サッチャーは、改革を断行したために多くの批判を受け、選挙で大敗したこともありました。しかし、辞任半年後のアンケートでは、イギリス史上最高の首相に選ばれています。


ジャネット・ランキンは、アメリカ議会でただ1人、日本への宣戦布告に反対したため、議席を失っています。


彭徳壊は、「大躍進」を批判したためにソ連のスパイだという濡れ衣を着せられ、拷問の末に死亡しています。
中国は「大躍進」を継続し、2年間で2000万人以上の餓死者を出しました。


JFKは、人種差別に反対だったため、南部では不人気でした。
彼が暗殺されたニュースが報じられたとき、南部の人々は立ち上がって拍手したといいます。


モハメッド・アリは、徴兵を拒否したため、3年半に渡って、王座ばかりかプロのライセンスまで剥奪されています。


チェコの劇作家ハベルは、事実を言い過ぎるために、当局から何度も逮捕され、強制労働の刑を受けていました。全作品が禁書となり、獄中では読み書きが禁じられました。それでも彼は、恩赦の請願を拒否しぬいたのです。
民主化の後、ハベルは大頭領に選ばれています。

長距離走の帝王エミール・ザトペックは、チェコの民主派による「2000語宣言」に署名しましたが、民主派失脚と同時にスポーツ界を追放され、炭坑で働いていました。

ベラ・チャフラフスカも「2000語宣言」撤回を拒否したために、コーチの職を奪われました。巻き添えを恐れた友人たちも、彼女から離れていったといいます。
再びの民主化の後には、大統領顧問として祖国の復興に挺身しましたが、息子の過失をきっかけに、バッシングの的になりました。どこの国にも、低俗なマスコミはあるものです。
全てを捨てて大衆に尽くしながら、その大衆からバッシングされたショックは大きく、ベラは精神に異常をきたしました。
彼女は、今も病院で暮らしています。いや、彼女だけが正常で、本当に異常なのは、世の中のほうなのかもしれません。


ゴルバチョフは、自らに与えられた無制限の権力が失われることも覚悟の上で、ペレストロイカを断行しました。しかし、既得権に守られていた層からの反発は激しく、何度も命をねらわれています。


アフリカの太陽ネルソン・マンデラは、アパルトヘイトに反対したため、実に10000日(27年半)に渡って投獄されていました。
砕石の重労働を強制され、家畜用の餌を与えられ、真冬にも寝具は毛布2枚のみ。独房では読み書きも禁止され、1時間が1年にも感じられたといいます。
妻も繰り返し逮捕され、職場を逐われました。長男は不審死を遂げています。
しかし、それでもマンデラは闘い抜き、アパルトヘイトを撤廃したのです。






世の中は嫉妬や利害関係がドロドロと絡み合っているものなので、理想がスンナリ受け入れられることは、むしろ少ないでしょう。あなたも、今、そんな現実に直面しているかもしれません。

しかしそれこそ、あなたが正しいという証なのです。敵がいないとしたら、あなたはまだまだ本物ではないのです。

嘲笑う者には、嘲笑わせておけばいいのです。そうした輩の名が、歴史に残るでしょうか? そんなつまらない輩に媚びるほど、愚かなことはありません。

理想を諦め、現状に流されることを「大人になる」と誤解している人が、世の中には驚くほど大勢います。それは、賢明でも何でもありません。ただ、自分の人生をドブに捨てているだけです。
そんな連中を基準にして、どうするんですか? 
あなたは、あなたの人生を輝かせればいいのです。





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1 コメント

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「偉業・・・」ついて (萬庄屋 英一)
2005-03-04 12:09:44
「偉業だからこそ相手にされない7」まで読まして頂きました。堀江社長の場合は此れに加えてdigital divideの問題があるのです。パソコンが千ドルを切り、遅ればせながら日本でもインターネットが普及し始めました。まだ、スピードはマレーシアより遅くコストも高いのですが。みんなが理解出来ないことではなく、世界は新しい時代になりつつあるにも拘わらず社会の指導者層が理解していないことです。従って、コペルニクスの場合に似ていなくもありませんが、あの時は宇宙の事実は存在したが、人間が理解出来なかった。今回のケースは既に世界中が追い求めている目標について無頓着であるとい日本社会の悲劇だと言う事です。 
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