goo blog サービス終了のお知らせ 

ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

音がしそうなシーンに青空

2021年08月24日 09時31分00秒 | 用具



本当に良いショットだと
その感触や
打音は記憶に残ります。

色々なクラブを
試打して、
最近、思うのです。
“何でも良いわけじゃ、
ないんだよなぁ”
と。

特にアイアンは
打音や感触も
機能なのだと
ハッキリ思います。

画像は、
先週の試打で
打っているのは
9月発売の
タイトリストの
『T-300』です。

1番で初球。
2番で2球目。
3番で3球目。
そして、
これが4番です。

高い木越えの
130ヤードの
やや上りのショット。
きれいな弾道で
グリーンに乗って、
パットも入って
バーディーでした。

動画を見なくとも
打音や感触を
ハッキリ覚えています。
やさしくて、
高機能なアイアンで
素晴らしいのですが……

なんだか違うのです。

厳密には、
どれもこれも、
みんな違うのです。

最高の成功体験に
紐付けされた
代えがたい感触。

そういう記憶が
あるのは
ゴルファーとして
幸福なことですが、
残酷なことでも
あります。

まあ、感触が劣っても
スコアは出せる用具が
ある時代です。
わかっては
いるのですけど、
染みるような青空に
溶けていくような
ボールを打つと、
ついつい想うのです。

それも、ゴルフの内。
無駄なあがきほど
ゴルファーを
夢中にするという
究極の矛盾。

流れに逆らうことは
危険なだけで
得はしないことを
経験として
痛感しています。
でも、自分の中だけで
捨てられないものを
密かに守っていくような
こだわりがあるから
ゴルフが大好きで
やめられないのだと
青空の中を
飛んでいくボールが
思いださせるのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする