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ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

ヘッド1個分の攻防

2019年06月27日 09時02分57秒 | 用具



「ヘッド1個分ぐらいの
狭さのホールばかりで打って、
変態だなぁ」
と先輩から言われました。
「何球も打ち直して
撮っているんだろう?」

わかっていないなぁ、
とニヤニヤします。






普通にラウンドしつつ
撮影しているので、
複数のドライバーがあって
ホール数が足りないときや、
雨が降りそうで
早期決着を狙うとき以外は
1球しか打ちません。
多少のミスショットは
そのまま使います。

誇りに思っているのは、
撮影ラウンドでも
二人のプレーなら
3時間ぐらいで
18ホールを
終えられることです。
打ち直している暇は
ないのです。

最初にゴルフを
教えてくれたプロは
「ヘッド1個の中に
ボールは2個か、
3個は通れるんだよ」
と言いました。
ボールは大きくも、
小さくもならない、
1個分でしかないことを
忘れるな、
ということです。

狭いホールや、
シビアな隙間を
狙うときに、
僕はこの教えを
頭の中で反復して
ジャッジをします。

ヘッド1個分に
打ち出せる精度があれば
冒頭の動画のホールも
広いのです。

振り返って、画像を見れば
レンズのいたずらもあって
狭くてスリリングです。
いつもお世話になっている
コースのおかげで、
出球の精度は鍛えられて、
どのコースに行っても
広くて気持ちが良いと
思えるのです。

冒頭の先輩は
チーピン症候群で
悩んでいた時期以降、
僕とプレーしていないから
信じられないだけで
悪意はないのです。

チーピン症候群は
完治はしないので、
年に数回は出ます。
でも、連続はしません。
その程度には
症状は治まっています。

1970年代末の
ヘッド1個と
2010年代末の
ヘッド1個の大きさは
2倍以上違います。
ゴルフは
やさしくなりました。

改めて、画像を確認して
びっくりしたのは、
シャフトの挙動です。
「トウダウンなんて
考えたことはない」
と話しますが、
こんなに曲がって
動いているのです。

シャフトの軸線に
ヘッドの重心があれば……
無意識に調整する
脳の力に感心しつつ、
最新のドライバーの
秘密を見たような
気がしています。

どうして重心位置が
あのクラブは
そうなったのか?
逆に、あのクラブが
気持ちが悪い理由は?
一気に霧が晴れて
見えた気がしました。

突き抜ける快感は、
ショットだけではなく
ゴルフには色々とあります。
海よりも深く、
空よりも高く、
ゴルフは無限大です。


コメント
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