法要が近づいたので、実家に行って仏壇周りを準備してきた。

子どもの頃には遠くから見ていたけど、恥ずかしながら私はほとんどわかっていない。
夫の家はなぜか毎年法事をしていて、宗派は違ってもそれなりに経験があって教えてくれるので、本当に助かった。
見送ったのは三月半ばだったが、随分前のことのように思う。
うちのことだけでなく、あの時から見ると、世の中がものすごいスピードで動いていった。
そのため、葬儀には何とか来られた妹たちが、遠くから移動してくることはできなくなった。
私と夫とおっさまだけで、心を込めて執り行う。
慣れないながら一生懸命やるので、父の魂も安心して天国へ行ってほしい。

帰りに、法要の日の和菓子を頼んできた。
それとは別に、少しだけ今日も包んでもらった。隣の町の小さな店だが、ここのまんじゅうはおいしいなぁ。知人にもファンが多い。
柏餅。
いつの間にかそんな季節になっている。