民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

女子高生になる娘が🍎を欲しがったら…

2021年01月10日 | 日記
あんなに小さかったそらネェが、あっという間に進路を控えた受験生となった。

多少の反抗期はあったし、それなりに思春期を迎えてはいる。

でも、児童養護施設職員としてそんな年頃の子たちと長年向き合ってきたボクにとっては、なんてコトもない。

想定内だし、かわいいもんだ。

頭ごなしにモノを言わないし、理解はするけれど、現実は伝えるし、ダメなコトはダメだと毅然と対応できる。

それが父ちゃんってもんだ。

さて、高校生活に憧れるそらネェの口ぐせは「女子高生は…」である。

女子高生は〜着る、〜着ない。

女子高生は〜する、〜しない。

女子高生は痩せる!?

とにかく華々しい女子高生デビューに向けて頭が一杯なのである。

メイクとかはまだだけど、ジャンプーリンス、化粧水とかお肌や髪の毛の手入れにこだわり始めている。

まぁ健全だろう。

そんなそらネェが憧れてやまないのが本格的なスマホデビューである。

本格的な…というのは、今も安いスマホは持っており、特に問題なく、むしろ上手に使えている。

それなりに依存はしているけれど、自制は出来ているし、対人トラブルもないし、勉強だってきちんとしてる。

だから別に心配はない。

そんな彼女が欲しいのは、アップル社のアイフォン(以下🍎)なのである。

女子高生はみんな🍎なんだってばー。

🍎じゃない女子高生なんていないのー。

そんなコトはないと思うけどそう言い切る。

しかし残念ながら、ボクは昔から世間の流行りには流されにくく、一番人気に抵抗を示す傾向がある。

トヨタ、ドコモ、巨人、G-SHOCK…といった最大手や定番も可能な限り受け入れずに生きてきた。

好きなプロ野球チームは阪神タイガース。

時計は10代からずっとTIMEXである。

車は不人気車を乗り継ぎ、今はプジョーだ。

当然、🍎への憧れなんてないし、スマホ代に大金を払うのがバカバカしいと思っている。

なので、我が家ではアンドロイドの格安スマホを使っている。

Wi-Fiを活用しているとはいえ、ボクのスマホの利用料月額900円である。

それにガラケーのかけ放題で2000円ちょっと。

大手を使うのより半額以下だ。

女子高生は…とか、今時の…とか、みんな…とかそういう説得には応じない面倒くさい父親なのである。

いや、こだわりを持っていて、合理的だと自負している。

てか最新🍎だと10万くらいする。

高っ。

毎月の使用料だって7000円とかする。

ムリムリーーー。

🍎には、我が家の敷居をまたがせる訳にはいかないのだー!

顔を合わせる度に挨拶のように笑顔で「🍎」と口にするそらネェ。

進路を絡め、「〜を諦めたんだから🍎」と口にする。

でもボクはそんなコトでは落とせない。

その都度、「🍎欲しいんだね」と繰り返す。

これは仕事で得たテクニックの一つで、拒否はされていない印象を与えるのである。

🍎🍎🍎…

女子高生に🍎は必需品であり、ゲット出来るかは死活問題なのだろう。

🍎🍎🍎…

わかる、すごくわかる。

でも、ボクという壁はそんなに容易いものではない。

🍎🍎🍎…

だから無理だってばー。

そんなやりとりを数カ月繰り返した。

🍎🍎🍎…

ところで、青森県と長野県で育ったボクは🍎と共に生きてきた。

🍎=🍎

🍎にはお世話になってきたなぁ。という訳で、我が家に🍎上陸(笑)
一つ型落ちだけど7万もする中古🍎をゲットしてあげた。

ボクという壁は自分が思っていたより、もろく、甘かった(笑)

そして🍎愛が強かった。

まぁいっか。

ようこそ🍎

父親とは娘に甘いものだ。

※SIMは格安スマホのものを使う予定

北国出身のプライド

2021年01月08日 | 日記
飯田に来て、最初の冬に少し驚いたコトがある。

路上の雪を竹ホウキで掃く人たちの姿だ。

雪をホウキで掃く!?

青森県出身、飯田に来る前は松本、長野に住んでいたボク。

雪は雪かきでかくってのが当たり前だと思っていた。

雪かきするまでもない積雪であれば、放っておけば勝手に溶ける。

長野県最南の市、飯田では、ほとんど雪が積もらない。

たまにどかっと降るコトもあるけれど。

そんな飯田の人達はサラッと積もった雪を竹ホウキで掃くのである。

竹ホウキはゴミとか落ち葉を掃くものであって雪を掃くものではない。

雪をなめるなーーーっ!

当時のボクはそう思ったものだ。

北国出身のプライド!?があったんだろう。あれから20年くらいたった夜勤あけの今朝、気がつくと、何の疑問も持たず薄っすら積もった雪を竹ホウキで掃いていた。

故郷青森県からは例年以上の大雪画像が続々と届いている。
故郷の皆に罪悪感を持ちつつ、いつも通り自転車で帰宅するボクであった。

人はこうして環境や地域に順応していくんだろう。

もはや何だか良く分からなくなっているけれど、北国出身のブライドはこれからも大切にしていきたいと思う。

天気の子と天気の記録

2021年01月04日 | 日記
3年くらい前、そらネェが毎日天気を記録しているって書いたコトがある。


休み帳の行事予定表に、何故だか昔から付いている天気の記録欄。
何のために付いているかたぶん誰も知らないし、あれを年間通して付けようと思う子どもなんていないだろう。

ある年、祖父がくれたカレンダーの裏に年間記録欄があった。
当時4年生だったそらネェはその日から天気の記録を開始。

何かを始めるきっかけなんて意外にそんな感じなのかも。

てか、あれをコツコツつけている人なんているんだろうか^_^;

そらネェは、毎朝9時の天気を記録し続けた。

クジテン(9時の天気)は?

そんな確認が日常会話の一部に。

「よし、今日で終わり」
先日の大晦日、突然、終了宣言した受験生のそらネェ。

あの日から5年間、天気を記録し続けた。
まさに天気の子である。

別にどこかに提出したり、誰かに評価される訳ではない。

別に意味がなくてもコツコツ続けた。
そんな娘を誇らしく思う。
どんなコトでもコツコツ続けられるって素晴らしい。
数年に一度の寒波に襲われた年末から始まった正月の終わりの夜。
天気の記録を終えた3日後、テレビをつけたら「天気の子」が放映されていた。
何となく縁があるような、ないような。
雨男なボクの娘が空に関する名前を持ち、ある日、天気の記録を始めた。
何となく縁があるような、ないような。

天気ってなんて不思議なのだろうと、僕は思う。

ただの空模様に、人間はこんなにも気持ちを動かされてしまう。

「天気の子」より

そらネェは沢山の縁と選択の末、進路が決まろうとしている。
何事もコツコツ取り組み、継続できるそらネェならどこへ行っても大丈夫。