アイゼン装着

今日は同窓会、午後から雨が降ってきたので出かけるのが面倒になって友達に電話した。
「行くのぉ? 雨降ってるからめんどうやなぁと思ってさぁ」と言うと電話の向うで「何言うてんの、雪やよ、雪降ってるで」

えーと窓を開けたら降ってる降ってる、こら積もるかも。

友達のダンナ様が去年ホーチミンの店へ来てくれたこともあり、彼女には直接会ってお礼しなくっちゃ、と思っていたので雪の中を出かけることにしたんだけど、、、、

ミゾレがボタン雪だけど本格的に降ってきて、出かける頃には積雪数センチ、主人が「転ばんように気ぃつけや」と心配するほど。何しろ年末に私が転んで腕が使えなくなりやむなく主人が家事代行をせざるをえず、私が負傷したらまた大変、と思った、と思う。

テレビの天気予報によると夜まで降り続きそうなので、帰りは積雪10センチくらいになるかもしれない。雪の上を歩けそうな靴底の運動靴はすぐに浸水しそうだし、浸水の心配のないブーツは裏がツルツルで履いたら転ぶシーンしか思い浮かばない。

悩んでいたら昔に簡易アイゼンを買っていたことを思い出したので引っ張りだしてブーツに装着した。靴底に鎖をつけてゴムを靴に引っ掛けるだけの簡単だけど滑り止めにはぴったしで受験生にもお勧めできそうな優れもの。もう15年近くも前に買って一度も使っていないやつ、やっと出番が来た、捨てずに置いていて良かったこと。

そのアイゼンのおかげでしっかりと足が踏みしめられたけど、短いけど何箇所かある坂の怖かったこと。粉雪だったらたとえ少々転んでも雪を掃えるけどボタン雪だから道路はビショビショ、転んだらびしょ濡れになりそうでそれも怖い。

集合場所へ辿り着いてお互いに「命がけやったなぁ」と笑いあった。後はいつも皺が一気にふえそうなくらいの笑い通しの三時間半でした、面白かった。