いつもの老人センターでの英会話レッスンの後、路上で仲間の一人と別れた後でフト気がついた。あの人、同級生やった〇〇さんや。
小学校高学年の頃のクラスメートで、盲腸で入院してた女の子。仲良しではなかったし一緒に遊んだことも無いような女の子だったけど、クラスの男の子が見舞いに行こうと誘いに来てくれて、今からは想像できないが、当時はスーパー大人しい子供だった私は、その子がなぜ誘ってくれたのか不思議に思いながらも、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで一緒に病院へ行ったんだっけ。
急に頭の中に甦ったその記憶に驚いたけど、どう考えてもあの顔は同級生の女の子、卒業以来会わなくなって50数年経つけど、甦ったあの頃の顔と今の顔がぴたりと重なり合う。英会話クラスでもう何ヶ月も顔を見ていたのに、なぜ今頃になって突然思い出したのか、その日に彼女の苗字を聞いたのが繋がったのかもしれないけど。
私がベトナムから帰り再び英会話教室へ再参加した時に初めて顔を合わせ、しばらくしてから彼女の英語の流暢さに「Why....?」と聞いたくらい注目はしていたはずなのに、ぜんぜん気がつかなかった。
当然、次回会ったときに「小学校のときに盲腸であそこの病院へ入院してたでしょ?」と聞いた。「えっ、なんでぇ?」、「お見舞いに行ったのよ。」と言うとびっくりしていた、ぜんぜん覚えていないとのこと。
そりゃそうだよねぇ、誰と仲が良かったか、すぐに交友関係を思い出せないくらい遠い昔のこと、その中から急に浮かび上がった記憶の断片、ほんと不思議だなぁ。
