中国旅行三日目⑭ 無錫

太湖からすぐのホテルへ到着、3泊目のこのホテルが一番素晴らしかった、新しいしインターネットのケーブルも部屋にあったし、電気コンセントもいくつもに対応できる形をしていたし。

あまりに安いツアー料金なのでホテルも期待していなかったが、なかなかどうして、みんなちゃんとしたホテルだった。部屋も広くツインもセミダブルベッドだったし、バスタオルやスリッパ、歯磨き等もちゃんと揃っていた。

そんなことを思ったらやっぱりツアーは安い。個人旅行でこんなホテルへ泊まったら本当に高くつく。私達はいつもユースホステルやB&B、ゲストハウス利用で、勿論食事も安く上げるので、ツアー料金と大差ない旅行をしていると言えるけど。

ホテルへ到着後、いつもの通りビールを買いに行く。周りには小さな商店が一杯、でもショーケースにはビールが無い、英語のビァーも通じない。何軒か覗いていくと大きなスーパーがあったので入る。すぐに飲料のショーケースを発見するがビールは無い。仕方ないので店員さんに声を掛ける「ビーが欲しいんだけど」

当然英語が通じない、どうしようかと思っていると、その店員さんが同僚を呼ぶ、わらわらと同僚が集まり、5名も、私達の要求に応えようとする。言葉が通じないので身振り手振りするが、そのうち一人の女性が紙とペンを持ってくる。

そうそう筆談だーー、でとっさに「ber」と書く。これはスペルが間違っている、beerが正しいが、なんとこれで通じてみんなで案内してくれる。でも冷蔵庫に入っていない、冷えたのが欲しい、これは身振りが難しい、手に「冷」と書くと通じたが首を横に振ってないと言う、がっかり、折角みんなして対応してくれたので、その冷えていないビールを買う。みんなありがとう!!

友達が2週間前にマレーシアで同じような経験をしたって言ってたのを思い出す、アジアの人は優しい。

無錫は私達の乗った航空会社が初めて国際線を就航させ、そのキャンペーンチケットで安いツアーになり、またガイドさんによると無錫市が一部ツアー代金を負担してくれているらしい。要するにまだ外国人に慣れていないと思われる。だからか町歩きをしていると結構物珍しそうに見られた、上海や蘇州と違って。

上海と違って緑が多いし車や人も少ない、こんな町でもっとゆっくりしたかった。