英会話サークルでのこと、テーブルの向かい側に座っていた一人が急に娘さんのことを話しだした。隣席の人が「この人の娘さん、とても賢いんよ」とハナシを振ったのがキッカケ。
いつもはレッスンが終わったらすぐ解散なので、飲み会等が無い限り個人的な話をすることはなかったが、最近レッスン後に自主勉強を始めたので時間はたっぷりある。でも世間話に流れないようにお互いに申し合わせしていた、女のお喋りは始まったら止められないから。
その心配が案の定、となり、こうなると「一切日本語を使わない」なんて協約は破綻するのみ。
まず自慢話から始まったので、興味の無い私は無視して携帯でメールしていた、内容は確かに自慢したくなるものだけど、人の長々とした自慢話なんて誰も聞きたいない類のもの、と思うのは私だけ?
しかしそれを引き継いで始まった隣に座っていた人のハナシは一種の自虐ネタ、もちろん身内自慢は絡んでいるが、内容は笑えないものなので完全無視するわけにもいかず聞くふりをする。
そしてまたその隣の人にハナシが引き継がれ、今度は涙ながらのハナシとなった。
えー、やめてよぉ、そんな重いハナシ、それも総勢9人もいる前で、お互いの個人的事情なんてよく知らない人の前でするハナシかぁ?
終わった後、私の隣に座っていた人がボソッと言う、「私なんか能天気やからそんなん考えたことないわ」
「私もよ」と頷きあったが、他の人も同じ思いだったかも。
次回はどうなることか。一度日本語世間話に流れてしまったら戻すのは不可能。