現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

ブリザードアクセル

2008年12月29日 | 漫画・アニメ
北京五輪のちょっと前くらいにえらくハマッていた漫画。トリノ五輪以降、あまり見なくなっていたフィギュアへ再度興味を持ったのは、この漫画を読んだからに他ならない。
とか言いつつ、全日本選手権までスッカリだったけども。

さて、肝心の漫画の話。この漫画ではフィギュアスケートというスポーツを、音楽との調和と表現力と言う観点からとても良く描いている。演技で使う楽曲の世界観とそれを演じ切るフィギュア選手の姿を漫画的な表現で描いているから、読み易いし面白い。

何より、主人公をはじめ、キャラクターがとても個性的で、フィギュアに対する思いや表現することへの情熱が伝わってくる。現実では絶対にありえないほどの見事なサクセスストーリーで読んでいて清々しい。

漫画の中ではペアスケーティングのシーンも多く、ペアでの表現も大きく取り上げていて、ペアスケーティングへの興味も少なからずあった。だから、昨日までの全日本選手権の放送で、ペアスケーティングが扱われていなかったのが少し残念。

最後にあらすじを。
(連載が終了しているのでネタバレありで)

… …

「ブリザードアクセル」作者:鈴木央
週刊少年サンデーにて2005年から2007年まで連載
コミックス全11巻

福島の中学生・北里吹雪は、両親が優秀な兄達ばかりを見て自分を見てくれないという環境で育ったため、“目立つ”ことに人一倍飢えていた。そんな吹雪は、フィギュアをやれば目立つことが出来ると知り、短絡思考でフィギュアを始める。

ド素人ながら、持ち前の運動神経に加え、類稀な表現力を持ち合わせていた吹雪は、かつて世界一のフィギュアスケーターだったジョージ・マッケンジーの目に留まり、フィギュアの名門クラブへ入ることになる。

名門クラブ同士の対抗練習試合にシングルとペアの両方で出場した吹雪は、その後、ペアの公式戦にも出場し着実に力を付けていく。さらにペアを組んだ白原六花とは、競技を超えて信頼し合えるようになる。

ペアの試合で怪我をした吹雪はシングルの試合を棒に振ってしまうが、マッケンジーの教え子ということで、アメリカのTV局が主催するジュニアの世界大会に招待される。だが、それはかつてのマッケンジーの教え子で、アメリカジュニアのトップ選手であるガブリエルへのあて馬に過ぎなかった。

アメリカでヒールに仕立て上げられた吹雪だったが、彼の演技はブーイングを浴びせていた観客さえも魅了し、ショートをガブリエルに次ぐ2位で折り返す。
迎えたフリー。前人未到の四回転半のアクセルジャンプを決めたガブリエルに対し、吹雪はなんと五回転半のアクセルジャンプを決めるのだった。

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