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モラモラ会社員がムラムラしながらお届けするヌルヌルアーカイブ。

この夏、本州で一番キレイな海で、傍若無人Xserve

2004-08-19 | ぷらぷらアーカイブ
千葉南部の知られざる秘境――上総興津。ここになにがあるかというと、守谷海岸という海がある。そこにひっそりとたたずむビーチハウス(=海の家)、それが――

Smilegang

そう、ここがまさか……後世に「南房総の惨劇」として語り伝えられる、悲劇的事件の舞台になるとは……。

俺の会社の同僚に、ヘンなヤツがいる。つま先から頭のてっぺんまで、もうとにかくすべてがおかしく――実は「合コン大魔王」と影で呼ばれていることに傷ついているというナイーブな一面も持ってはいるが――基本的に傲慢にして不遜、勝手に不条理という名の酒を醸成しては、それを他人に塗りたくり、そのプロセスと相手がいやがるさまに歓びを見出だすという……いわば天性の梟雄であり、姦雄というべきその男――K。

そんな男と2人きりでこんなとこに来た俺がバカだった。アタイもうお婿にいけなひ……。

――確かに、海はキレイだった。本州を人と見立てると、ちょうど尾てい骨あたりに当たる守谷海岸には、黒潮がはるか沖から穢れなき海水を運んできてくれるらしい。海水浴にきてる客の数もそこそこで、とても東京から2時間弱でこれる場所とは思えない“タイムパフォーマンス”を発揮していた。

――確かに、守谷洞窟の近くの岩浜はすばらしかった。自然が作り出す波しぶきと、岩と断層のハーモニー(ハーマイオニーじゃないよ)は、ガキのころに行った南紀白浜「千畳敷」以来の感動を俺にもたらした。

でも、嗚呼――この、この俺の心をさいなめる良心の呵責は……何だ? 何なんだ? 何なんだようっっっ。

なんで……なんで、ビーチハウス「Smilegang」の人たちは、ロハでビールや枝豆、冷やし中華やアイスクリームをくれたんだ……。

なんで……なんで、ビーチハウス「Smilegang」の人たちは、全員ガングロチーマー風なのに、カタギの名刺をくれるんだ……。

なんで……なんで、ビーチハウス「Smilegang」の人たちは、帰りに駅まで送ってくれて、しかもお土産のナビまでしてくれるんだ……。

なんで……なんで、ビーチハウス「Smilegang」のジュークボックス「ecast」には、幻のインディーズ宅録バンド「プラモミリオンセラーズ」の曲が入っていたんだ……。

なんで……なんで……あ。これ以上のディテールは、ちょっと危険過ぎて書けないな。命あってのモノダネだぜ?

そうだ……Kよ。
キミは一体……誰? 誰なの?
もしかして……ヤクザの息子?
それとも、どこかの国、もしくは星から来た……在日?
いやいや実は……天皇のご落胤?
な~んてもしかして……あ。これ以上のエグザンポーは、ちょっと危険過ぎて書けないな。命あってのモノダネだぜ?

仕方がないので、私は明日からあなたのことを「ミスターX」(←「プロゴルファー猿」でタチの悪い影のプロゴルファーたちを差し向ける悪の黒幕)と呼びます。

というわけで、また連れてってください。
約束だお☆彡