WiiでXserve

2徹明けの妙なテンションの朝7時。TVをつけると、任天堂の「Wii」発売のニュースがやっていた。発売前日に完売している店が続出――みたいな内容だった。すでにTV-CMやYahoo!ゲームやmixiなどで、俺のなかのWiiに対するインプレッション数はアイドマレベルを超えていたんだろう。ニュースで流される、店頭に並んでいるオタどものほほえましい平和な1コマを見せ付けられるほどに、なんだかいてもたってもいられなくなった……ほ、ほしい。（つーか、今日が発売日だったんだ）

さっそく、愛車を走らせ、ダメもとで渋谷のビックカメラへ。駐車監視員に恫喝されながらもなんとか車をパーキングし、ビックカメラ（ハチ公口店）に駆け込むと……Wii抽選中！　みたいなキャッチが。要するに、だ。9時～10時までにポイントカードを見せると抽選受け付け。11時に店頭に当選者のポイントカードNo.を貼り出す、というわけだ。俺は、迷うことなく店員にポイントカードをつきだした。リスクヘッジすべく、ビックの渋谷の2店舗目である東口店でもつきだした。さぁ、帰って寝よう……。

起きると、18時。当選の場合の有効期限は21時。タイムスケジュールは1000分の1パーセントも遅れちゃぁいない。ビックへ急行すると……当たってる。当たってるぞぉぉぉおおお！

いっしょに買ったソフトは、Wiiスポーツと、ゼルダだ。帰ってさっそくセッティングし、スイッチオン！　まずはWiiスポーツだ。いやー、たのしい。たのしい。たのし……さみしい。そう、部屋でひとりでWiiリモコンを振り回していると、さみしい。（ガーン）

俺はいてもたってもいられなくなり、とりあえずゼルダをやることにした。リンクの名前を「ゴー」に変え、ゲームスタート！　いやー、たのしい。たのしい。たのし……さみし、くないぞ！　なぜなら、最初からひとりでやるゲームだから。うん。

ゼルダといえば、もう相当むかしだけど、スーパーファミコン版のCMが最高だった。スチャダラのラップにあわせ、男装の麗リンクがヒップなダンスを披露する。（ゴキゲンだぜ？）

話をWiiに戻すと、なんつーかすげーコンセプチュアルだしあたらしいしおもしろいんだけど、なんかちょいダサいというか、任天堂も歳をとったな、という印象があった。特に、ソフト。本体と同時発売のそれともなれば、今後の商品戦略を位置付ける存在のはずだ。それが、ここまで丸く、万人受けするようにつくられているのに、ちょっと寂しさを感じた。

かつて、革新的商品でかつてない市場を創出した任天堂。原点にかえろうというのもわかる。ライバルもいっぱいいる。そして、たぶん大きく舵を切った。（おもかじいっぱ～い）

任天堂が歳をとったということは、俺も、歳をとった、ということなんだなぁ。