グランクラスの旅はここから始まる!☆ 界 加賀 滞在記 - vol.1
露天風呂付き和室 紅殻格子の間 ☆ 界 加賀 滞在記 -vol.2の続きです。
お部屋で少し寛いだ後は、界 加賀のアクティビティ”金継ぎいろは”を体験しました。
界 加賀には、日本で初となる温泉旅館の内部に併設された「金継ぎ工房」があり、
金継ぎを体験できるのです!
(HPより)
金継ぎとは割れてしまった器を鮮やかに修復する伝統技法のこと。
宿の会席料理で使用する器の修復を毎日スタッフさんが行っていて、
修復の様子を見学したり、私も修復のごくごく一部ですが体験しました。
「金継ぎ工房」は文政年間(1818~30年)に建築したと言われる登録有形文化財の中にあります。
内装は施設外観と同じ紅殻(べんがら)色を使用し、棚にはこれまで界 加賀で金継ぎをした
九谷焼や金継ぎに使用する道具なども展示されています。
この時のゲストは私たちだけだったので、スタッフさんがマンツーマンでご案内くださいました。
修復には漆を使用するので、アレルギーがある父は見学のみ。
特に金継ぎに興味のない母はお部屋で待っていたので、私だけが体験。
漆とは、ウルシの木から採れる樹液のこと。
界 加賀では天然の漆や自然の素材のみで器を継ぐ伝統的な本格金継ぎを行っていて、
人工的な接着剤を用いない金継ぎは非常に難易度が高いものの、
お客様に安心して料理を提供するためなのだとか。
(HPより)
スタッフさんが先に見本を見せてくださって、同じように修復を進めていきます。
ずっと動画撮影していたのですが、さすがにここからはカメラを置きました。
1つの器を修復するのに約1ヶ月もかかるそうで、私が体験したのは
数日前にゲストが修復して乾かした器に再度、さび漆を塗り込んでいく作業。
私が作業を終えると、その器は次のゲストが先の工程へと進めていく。
ゲストが金継ぎのリレーをするイメージと思っていただければ。
このリレー方式で修復された器が夕食の会席料理に使われることもあるそうで、
私が修復に携わった器が日の目を浴びるかもしれないと想像すると、
なんだかロマンが感じられる♡
割れた器を金継ぎすると、元々の器の模様の中に金色のラインやアクセントが入るから
別の美しさが引き出されていますね。
今まで大事にしている器が割れたら…と不安になることがあったけど、
金継ぎの技法を知って、ちょっと安心。
割れた器を金継ぎして使い続ける美学。
器を大切に守る精神が素晴らしいし、
ゲストの印象にも残る界 加賀ならではのアクティビティだと思いました。
界 加賀 滞在記 - vol.4 へ続く・・・。
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