もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

前川喜平氏は

2017年09月04日 | 社会・政治問題

前川氏が加計問題の内部告発者として、英雄視もしくは称賛される風潮である。

しかしながら、加計問題の根本として論議すべきは、獣医学部の新設を認めないとする文科省の規制の是非ではないだろうか。口蹄疫・鳥インフルエンザ蔓延時には、公務員の獣医師不足が問題視され、関係首長は獣医師の養成を強く主張してきた。にも拘わらず文科省が獣医師数は適正であるとする根拠は、利益団体である日本中獣医師会の主張そのものであり、官民の構造的癒着すら窺えるものである。行政府の長(総理)及び監督者(文科相)が獣医学部の新設を企画した場合、その方針が行政の正道である。方針の具現に全力を傾注すべき立場であった氏が、自省の規制に反するから「行政が歪められた」とするのは、GI(政府の雇われ者)として著しく不適切であり、行政官として失格であると思う。また、自省の規制遵守が真に国民の福利に資するとの信念があるならば、職を賭して在職中に問題提起すべきであったと考える。面従腹背を信条としているとのことであるが、鉄面皮の下には他人をあざ笑う酷薄な心情が隠されているようで不快である。

 

 


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