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銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

お知らせ

2014-06-18 16:14:10 | 日記

今週土曜日:6月21日  17:00~20:00(3ステージ)

【Twilight Special】河辺浩市トリオ

河辺浩市(Tb)小林洋(P)大津昌弘(B)w/影山ミキ(Vo)

\3,000(1drink) おつまみ等持ち込み自由にて。

お席はまだございます。

楽しい大御所トークも満載のホームパーティー風ライブ

 銀座の夜のジャズバーに行くってなんだかおっかない、と思っている方

まずはトワイライト・タイムのお試し企画?(実際は極めて本格ライブですけど)はいかが?

この企画は普段の夜はなかなか出られない家庭の方々とか、初心者の方にも好評です。

ご家族でお弁当つきで、というお花見的使い方もあり

ぜひ一度いらしてみてください。


笑える・・(・気になる日本語)

2014-06-17 14:49:21 | つれづれ

 とある休日の午後、ぼんやりとラジオを聴いていると、

トークのコーナーに出演の元気な中堅のタレントさん、

彼女はここ数年、出身県の観光大使を務めているそうで、張り切って地元の宣伝をしています。

インタビュアーもなかなか情報に詳しく、思いがけないご縁も発見したりして大いに盛り上がり

彼女は声高らかに宣言

「今年はスゴイですよ~~世界に股をかける○○県になりますからね~~

・・・・

 こういう言いマチガイってしばしばありますよね。

そういえば「声に出して笑える日本語」という、某噺家さん著の本にも、アナウンサーのとんでもない

言いマチガイや「噛み」がズラリ。 その場で話している相手は、勢いでわかるからいちいち突っ込む

必要もないのですが、改めて字面で見ると、何度でも笑えます。 ゴメンナサイ


モダン亭は続く・・・?

2014-06-17 14:37:36 | 日記

 6/14(土)の【モダン亭4】は満席御礼。

今回は昭和歌謡はなかったものの、昭和25年~35年に大流行(だったと思われる)

洋画の数々からの懐かしい曲と、それにまつわるそれぞれの世代の思い出話

(できなかった世代ももちろん数名いらっしゃいましたが)

を堪能できた時間になりました。

  その後TVが普及してしまうと、大衆の娯楽や求める音楽も様変わりしていきますが、

その前夜、ともいえる時代に人々の心をつかんだ音楽やストーリーは、切ないほどロマンチック

私も初めて歌ったレパートリー:"Johnney Guitar"など、実は改めて感心していました

 

 高浜さん「もっと語りたくなるのを努めて加減した」そうで、ただ昔懐かしいから、というのではなく

昭和という時代に詰まっているたくさんの素敵にアナログな要素が、それからそれへと思い出や

アイデアを喚起させるのですね

 【モダン亭5】もしかしたらあるかも


週末の銀座

2014-06-14 13:23:49 | 日記

晴れて良かった
期待してなかった満月も、深夜にバッチリ見られました

おととい親しいバーで情報を聞いて、昨日の夕方「成田一徹切り絵展」を見てきました。
全国のバーを巡って、その店のマスターのスナップやバックバーの風景を たくさん残した方。
一昨年急逝されましたが、バー業界でもとても愛され、 切り絵に作ってもらうのが、
一つのステイタスだったところもありました。

今回は並木通り6丁目角の凮月堂ビル4F「サン・モトヤマ」のアート・ライブラリー
で。 明日(6/15 日~18時)まで。
何十枚もの銀座のバーの姿を見ていて「ああ、半分以上知っているなあ」
もう閉店したお店や、亡くなったマスターもありますが、当時の情景も浮かんできて
銀座の大人の社交場に連れまわしていただいていた佳き時代を思って
しばし感慨にふけりました。

エムズでもオープン以来使用している薄いグラスの「木村硝子店」ともコラボしていて
涼しげな新作も見られます。 木村硝子店

今夕はもっと古き時代の洋楽特集【昭和モダン亭4】
銀座で待ち合わせして実際に日比谷でロードショウを観た人、また、お茶の間で
西部やらパリの街角を味わった人たちと、お話も盛り上がるかしら、と思います。

雨の晴れ間、脈々と流れる街場文化を銀座で味わいにお出かけくださいませ。

成田一徹ホームページ


日本語の妙

2014-06-13 14:31:30 | つれづれ

演奏の2曲目に"We'll Be Together Again"を袴塚さんが選んだので
曲が終わるとジャンボ氏「会ったばかりでつれないね」
・・・「今は別れなきゃならないけど、またすぐ会えるからね。涙をふいておくれ」
なんて歌詞の内容を踏まえてのジョークです
お返しに"My Foolish Heart"の後、
袴「愚かなりし、わが心・・・ジャンボさんの場合は”私バカよね"と言います

ちなみに「愚かなりし」ではなく「愚かなり」です。
「し」という一文字がついただけで過去(完了)形。
「愚かなりし」だと「(あの時は)本当にバカだったなあ」
「愚かなり」だと「(今現在も)本当にバカなんだよね」

邦題は語呂やニュアンスを大事にして、文語が使われたものに名訳が多いのですが
先日"No Moon At All"を歌って
「月さえもなく、真っ暗で静かな夜の中でまったりイチャイチャしようよ、という歌詞で」
と説明したら、酒井一郎氏
「月とてもなく、じゃなかったっけ?」
私「おおそうです、その通りそっちの方が数倍シャレてますね
「・・・さえも」と「・・・とても」の違いについて、うまく説明できないのですが、
少なくともこの「・・・とても」は「とても・・・(=very much)」とは違い、イントネーションも
逆になります。

さらに"Wrap Your Troubles In Dreams"の演奏後、土井さんが
「これには邦題あったっけ?」
酒井「悲しみは夢に包んで、でしたかね」
土井「スゲ~~良く覚えてるね(感心)」

別に歌詞の内容をすべて理解しなければならないというものではないけれど、
佳き時代のスタンダードの数々を自在に演奏している人たちの感性は
題なんて曲認識の番号くらいにしか考えていない演奏者とは
実際一味もふた味も違うのです

今宵はそういう日本的感性の世界を地で行く、八丁堀育ちの我らが親分
(十手持ちにあらず);五十嵐明要(As)トリオのご出演です
美しいアメリカの音楽を江戸ノリで(説明不能)
存分に楽しんでいただけますよう・・・