これは5歳上の姉が西日本新聞の紅皿と云う投稿のコーナーに投稿した文である。ちょっと拝借した。
『小学校6年のころ、フレアースカートが流行った。私たちは円形スカートと呼んでいたが、その名の通りクルッと回ると円形に広がる。
歩くとすそが大きく揺れるのである。
エレガントに見えて、着ている友達が羨ましかったが、我が家の経済状態では買えないとあきらめていた。
ある日、壊れた傘を見てひらめいた。これをスカートにしてみようと。
当時の傘は黒かエンジ色しかなかったと思うが、エンジ色の傘の布を骨から外し、ウエストに当たる部分を円形に切り抜いてベルトを作り裾をまつった。
布地がゴワゴワと硬く、一針一針苦心したことを覚えている。
なかなかの出来栄えだったが、縫い代が意外に大きく必要となり、思ったよりも丈が短くなってしまった。
仕方なく、妹に着せて満足した。
妹は最初は喜んでいたが、雨の日に友達からからかわれたとかで、はかなくなってしまった。』
と言う文を目にして私も当時を思い出した。
この文章の中の妹とは私のことである。
確かに雨の日クラスの男子生徒に囲まれて、「傘はいちょる、わーい傘はいちょる。」とはやし立てられ、いじめにあってしまった。
私は恥ずかしく、泣いて帰った記憶がある。
貧しく、5歳上の姉はよく私に服をつくってくれた。
お金を出せば何でもすぐに手に入る今の時代には考えられないだろうが、昔の子供は知恵もあり、たくましかったなーと思う。
今もフレアースカートに似たような長いスカートが流行っている。
今の傘はとてもカラフルで綺麗な柄物が沢山あるので、傘でスカート作ってもそれとはわからないかも知れない。
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