「昔、好きで良く見ていたけれど、『ああいう番組は、もう放送出来無いだろうなあ。』と思うTV番組。」が幾つか在る。
「"再放送"という事では無く、"新作として放送"するのは無理。」という事で言えば、「レギュラー陣が素晴らしかったが、メインの人達が物故者と成ってしまったので、物理的に彼等を出演させての新作が作れない。」というのが在り、刑事ドラマ「Gメン’75」【動画】なんかは、其の筆頭。
「昔は許容されたが、今じゃあコンプライアンス的に放送は無理。」というのも、結構在る。「"晩年"はグダグダで全く見る気がしなかったが、初期の頃のはちゃめちゃさが最高に面白かったヴァラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』【動画】。」なんかがそうだ。
「高校生制服対抗ダンス甲子園」【動画】や「勉強して東大に入ろうね会」【動画】、「恐怖のジェットコースター顔を見せてください」【動画】等、忘れられない名物コーナーは多く在るが、何と言っても忘れられないのは、今や伝説とも成った「高田純次氏が、清川虹子さんが所有する3千万円(とされる)指輪を、彼女の目の前で口の中に入れ、驚いた清川さんから思いっ切りビンタされる。」というシーン【動画】だ。此れは、何度見ても大爆笑してしまう。
「製作費が潤沢な昔だったら作れたが、製作費の切り詰めが著しい今だと、新作の放送は無理だろうな。」というタイプの物も在る。1977年から1992年に掛けて毎年、そして1998年の合計17回放送された視聴者参加型のクイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」【動画】なんかがそうだ。
番組の詳細は此方に記されているが、「クイズ自体の質の高さも然る事乍ら、エンターテイメント性やスケール感のデカさが素晴らしく、毎回夢中に成って見ていた。」程。「激しい競争を勝ち抜いた優勝者の手にした優勝賞品が、余りにも"脱力系の物"だった。」というのも笑えたし、一時代を築いたクイズ番組と言って良い。
視聴者参加型のクイズ番組自体が"絶滅危惧種"に成っているが、素人目にも莫大な製作費が投入されているのが伝わって来た「アメリカ横断ウルトラクイズ」の様な視聴者参加型のクイズ番組は、もう新作が作られる事は無いだろう。