一昨日の「報道STATION」で、「ジャイアンツの新人育成」に付いて取り上げていた。「槙原寛己投手、斎藤雅樹投手&桑田真澄投手が3本柱として活躍する以前から、高卒ルーキーは1年目から無理して一軍で起用するのでは無く、二軍でじっくり鍛え上げて主力投手へと育て上げて行く。」とか「主軸に育て上げたい高卒ルーキーには、チームとしてチーム内にライバルを作り上げ、御互いに切磋琢磨させて行く。」等、「ジャイアンツには確固たる長期的なヴィジョンが在る。」といった話を延々としていた。
思わず、「ほんまかいな?」と首を捻ってしまう話。「確固たる長期的な選手育成方針が無い。」と散々批判されているジャイアンツだし、この日のスタジオには”球団代表特別補佐”なる訳の判らない肩書きを与えられた御坊ちゃまが呼ばれていた事を考え合わせると、半ば追従で組まれた特集だったのかもしれない。
唯、超大型選手として昨年のドラフトでジャイアンツが上位指名した辻内崇伸&加登脇卓真両投手を、入団以来練習等ではずっと一緒に組ませているだけではなく、ファームの試合とはいえ本拠地・東京ドームでの初登板を共に同じ日に据える等、上記した「ライバルを作り上げて行く。」というヴィジョンが”一応”機能している様なのにはやや救われた思いが。
ところでハムぞー所長様のブログ「ハムぞーの『職業野球研究所』」に、先日「各球団別、背番号ヒト桁ラインナップ」という記事が載っていた。この記事の拝読中にふっと思い付いた事が在り、それが今回の記事を書くきっかけとなった。今風の言い方をするならば、ハムぞー所長様の記事にインスパイアーされた訳で在る。
「昔のプロ野球では『一桁の背番号=主力選手』という認識が在り、概して背番号の数字の小さい選手がレギュラーとして活躍していた。でも最近では松井秀喜選手の『55』やイチロー選手の『51』等、必ずしも小さな数字では無い超一流選手も出て来ている。今の球界では、スタメン起用された選手達の背番号の平均値と、そのチームの”力”は関係しているものだろうか?」というのがふっと思い付いた事だった。「チームが主力として期待する選手に小さい数字を与えているとする”ならば”、その選手がしっかり働いているチームは強い筈。ならば、セ・パで今強いチームは、スタメン起用されている選手達の背番号の平均値が小さくて、逆に弱いチームは、ジャイアンツの様に若手選手に切り替えざるを得ない為、その平均値は大きいのだろうか?」という疑問。
そこで8月24日に行われたセ・パ全6試合から、スタメン起用された選手達(セ・リーグの場合は投手以外の8人。パ・リーグの場合は投手以外のDHを含めた9人を対象。)の背番号の平均値を出してみた。
*****************************
=8月24日の試合でスタメン起用された選手達の背番号平均値=
[パ・リーグ]
マリーンズ 30.0
ホークス 30.7
ライオンズ 25.1
バファローズ 21.6
ファイターズ 19.8
ゴールデンイーグルス 26.3
[セ・リーグ]
タイガース 15.0
ドラゴンズ 21.5
ベイスターズ 16.2
スワローズ 15.7
ジャイアンツ 31.6
カープ 29.7
*****************************
「スタメン起用された選手達の背番号の平均値が、小さければ小さい程順位が高いと”想定”」した場合、24日の全試合終了時点での”純粋な”順位との比較は次の様になる。(尚、<順位>は純粋な順位を、<背番号>は背番号平均値の順位を意味する。)
*****************************
<順位> <背番号>
[パ・リーグ]
1位 ライオンズ ファイターズ
2位 ホークス バファローズ
3位 ファイターズ ライオンズ
4位 マリーンズ ゴールデンイーグルス
5位 バファローズ マリーンズ
6位 ゴールデンイーグルス ホークス
[セ・リーグ]
1位 ドラゴンズ タイガース
2位 タイガース スワローズ
3位 スワローズ ベイスターズ
4位 カープ ドラゴンズ
5位 ジャイアンツ カープ
6位 ベイスターズ ジャイアンツ
*****************************
以前「びっくりしたなあ、もう」という記事でも触れた様に、ジャイアンツには3つ、カープには2つの一桁の永久欠番が存在しているので、必然的に現役選手が背負える一桁の背番号の数は他チームより少ない面は在る。それを踏まえた上でも、ジャイアンツの平均値「31.6」が12チームで一番大きいというのはやっぱりなあという思いが。
その他のチームに関しては、「スタメン選手の背番号平均値と、”純粋な”順位が余り関係していなさそう。」というのが今回の調査結果から判明した・・・って何ともグダグダな締め括りになってしまって申し訳無い。
思わず、「ほんまかいな?」と首を捻ってしまう話。「確固たる長期的な選手育成方針が無い。」と散々批判されているジャイアンツだし、この日のスタジオには”球団代表特別補佐”なる訳の判らない肩書きを与えられた御坊ちゃまが呼ばれていた事を考え合わせると、半ば追従で組まれた特集だったのかもしれない。
唯、超大型選手として昨年のドラフトでジャイアンツが上位指名した辻内崇伸&加登脇卓真両投手を、入団以来練習等ではずっと一緒に組ませているだけではなく、ファームの試合とはいえ本拠地・東京ドームでの初登板を共に同じ日に据える等、上記した「ライバルを作り上げて行く。」というヴィジョンが”一応”機能している様なのにはやや救われた思いが。
ところでハムぞー所長様のブログ「ハムぞーの『職業野球研究所』」に、先日「各球団別、背番号ヒト桁ラインナップ」という記事が載っていた。この記事の拝読中にふっと思い付いた事が在り、それが今回の記事を書くきっかけとなった。今風の言い方をするならば、ハムぞー所長様の記事にインスパイアーされた訳で在る。
「昔のプロ野球では『一桁の背番号=主力選手』という認識が在り、概して背番号の数字の小さい選手がレギュラーとして活躍していた。でも最近では松井秀喜選手の『55』やイチロー選手の『51』等、必ずしも小さな数字では無い超一流選手も出て来ている。今の球界では、スタメン起用された選手達の背番号の平均値と、そのチームの”力”は関係しているものだろうか?」というのがふっと思い付いた事だった。「チームが主力として期待する選手に小さい数字を与えているとする”ならば”、その選手がしっかり働いているチームは強い筈。ならば、セ・パで今強いチームは、スタメン起用されている選手達の背番号の平均値が小さくて、逆に弱いチームは、ジャイアンツの様に若手選手に切り替えざるを得ない為、その平均値は大きいのだろうか?」という疑問。
そこで8月24日に行われたセ・パ全6試合から、スタメン起用された選手達(セ・リーグの場合は投手以外の8人。パ・リーグの場合は投手以外のDHを含めた9人を対象。)の背番号の平均値を出してみた。
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=8月24日の試合でスタメン起用された選手達の背番号平均値=
[パ・リーグ]
マリーンズ 30.0
ホークス 30.7
ライオンズ 25.1
バファローズ 21.6
ファイターズ 19.8
ゴールデンイーグルス 26.3
[セ・リーグ]
タイガース 15.0
ドラゴンズ 21.5
ベイスターズ 16.2
スワローズ 15.7
ジャイアンツ 31.6
カープ 29.7
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「スタメン起用された選手達の背番号の平均値が、小さければ小さい程順位が高いと”想定”」した場合、24日の全試合終了時点での”純粋な”順位との比較は次の様になる。(尚、<順位>は純粋な順位を、<背番号>は背番号平均値の順位を意味する。)
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<順位> <背番号>
[パ・リーグ]
1位 ライオンズ ファイターズ
2位 ホークス バファローズ
3位 ファイターズ ライオンズ
4位 マリーンズ ゴールデンイーグルス
5位 バファローズ マリーンズ
6位 ゴールデンイーグルス ホークス
[セ・リーグ]
1位 ドラゴンズ タイガース
2位 タイガース スワローズ
3位 スワローズ ベイスターズ
4位 カープ ドラゴンズ
5位 ジャイアンツ カープ
6位 ベイスターズ ジャイアンツ
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以前「びっくりしたなあ、もう」という記事でも触れた様に、ジャイアンツには3つ、カープには2つの一桁の永久欠番が存在しているので、必然的に現役選手が背負える一桁の背番号の数は他チームより少ない面は在る。それを踏まえた上でも、ジャイアンツの平均値「31.6」が12チームで一番大きいというのはやっぱりなあという思いが。
その他のチームに関しては、「スタメン選手の背番号平均値と、”純粋な”順位が余り関係していなさそう。」というのが今回の調査結果から判明した・・・って何ともグダグダな締め括りになってしまって申し訳無い。
そしてご参考にいい記事を書いていただき、これまた嬉しいことです。
タイガースの数字が小さくなりましたね。
昔はレギュラーの背番号が大きかったのですが、(85年優勝時は44-16-31-30)
内野手は皆一桁ですものね。
外野も赤星一人が引っ張る感じ・・・
おっしゃるように松井やイチローが大きな数字のままプレイしたこともあり、昔ほどヒトケタにこだわる風潮ではないのかもしれません。