11年前の記事「夏休みにアレが無くなった意外な理由」で書いた様に、自分が幼かった頃、夏休みのTV番組(特に午前中)には“アニメや特撮番組の一挙再放送”が目立った。此れ等の梯子をするのが、当時の子供達の楽しみだった。
又、自分が思春期だった頃、深夜帯では可成り過激なエロ番組が数多く放送されていたし、昼間でも映画「シビルの部屋」や「グローイング・アップ」、「ラ・ブーム」、「青い珊瑚礁」等、エロい作品が普通に放送されていたっけ。
16年前の記事「『放送禁止映像大全』 Part1& Part2」で書いたが、「今では放送出来ない(乃至は、放送が難しい)番組」が、大昔は普通に放送されていた。今となっては“差別と指摘されてしまう言動”、例えば「盲」や「聾」といった言葉、「矢鱈と出て来る喫煙シーン」や「煙草や空き缶のポイ捨てシーン」等だ。
此の様に「昔は“普通”だったけれど、今では余り見受けられないTV番組のスタイル”というのは結構在る。定期購読している「Gメン’75 DVDコレクション」の第29号が先日発売されたが、「1970年代のTV番組事情」が紹介されていたのだけれど、「そうだったなあ。」と当時の事を思い出した。
刑事ドラマ「『相棒』シリーズ」の様に、「“通常編成で放送中の番組”が、元日にスペシャル版として放送される場合。」が無い訳では無いが、「年末&年始は通常編成で放送中の番組は放送されず、特別番組(特番)が放送されるのが当たり前。」というのが、“近年のTV番組の常識”だ。でも、「1970年代は特番が組まれる事はそう多く無く、通常編成で放送中の番組が普通に放送されていた。」のだ。「ドラマないで年末&年始の風情が描かれる事は在っても、だからと言って“拡大版”で放送されたりはしなかった。」というのは、記憶を辿ると「そうだったなあ。」と。