もう良いよ・・・

元号が「平成」から「令和」に変わるという事で、一昨日から昨日に掛けてのマスメディアの在り様は、“馬鹿騒ぎ”という感じだった。予想はしていたので、出来るだけＴＶ番組は見ない様にしていたが、「改元関連以外のニュースは放送していないかな。」と思って、開始時間より大分経ってから報道番組を確認しても、改元関連の馬鹿騒ぎが放送されていた。

「平成の最後に食べたい物は？又、令和になって最初に食べたい物？」なんていうのを取り上げていたが、「地球最後の日とか、人生最後の日とかというなら判るが、“改元の際に食べたい物”って、そんな大仰に取り上げる事なの？」と思ってしまったし、「令和」と焼き印された饅頭を食べた一般人が「令和の味がしますね。」と、「俺、気の利いた事言ったでしょ？」といった得意気な表情で答えているのを見ると、もう苦笑するしか無かった。

まあ、他人様に迷惑が掛からない範囲での馬鹿騒ぎならば、ああだこうだ言うべき物では無いのだけれど、「日本は大丈夫か？」と思ってしまう程の馬鹿騒ぎだったのは確かだ。

で、新しい元号に変わった昨日、ＴＶとラジオでプロ野球中継を見聞きしたのだけれど、「もう良いよ・・・。」とうんざりしてしまう程、「令和初の～」が連呼されていた。「令和初のジャイアンツとドラゴンズの対戦です！」、「令和初の４番打者！！」、「令和初の１球！」、「令和初のアウト！」、「令和初のヒットで、令和初の出塁！！」、「令和初の得点です！」、「令和初のホームラン！！」等々、兎に角、無闇矢鱈と「令和初の～」を付け、絶叫調で話すのだから、もう五月蠅くて五月蠅くて堪らない。

ＴＶ中継は途中から音声を消して見たけれど、外出して以降はラジオ中継に切り替えたので、音声を消す訳にもいかず、我慢して聞いた。

こんな馬鹿騒ぎが「在り。」ならば、「おっと～、マウンド上でＸＸ投手が自分の股間を触っていますが、“令和初のチンポジ直し”ですね！！」なんていうのも「在り。」だろう。