ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

イチロー発言に同感!

2006年04月11日 | スポーツ関連
ファンが応援したくなる様な試合をしなきゃいけない。”応援して下さい”なんて言ってる選手が居たら、僕が叱ってやりますよ。

WBC開幕直前にイチロー選手が語った言葉だという。昨日の東京スポーツコラム「放言」には、プロ野球選手の発言に付いての”苦言”が載っていた。

7日のドラゴンズ戦で立浪和義選手にサヨナラ満塁弾を浴びたジャイアンツ上原浩治投手が、試合後に「こういった良い試合をやっていれば、きっとファンは付いて来てくれる。」と語った事を取り上げ、「確かに良い試合だったし、こんな劇的且つ緊張感溢れる試合を続けていれば、ファンも付いて来るだろう。」筆者は書いている。そして、「野球人気低迷という状況も在っての発言とも思われる。」と理解を示した上で、しかし、選手が此処迄言及するのはどうもしっくり来ない。やるべき事はプロたる相応しいパフォーマンスを提供する事迄で、後はファンが決める事だからだ。と疑問も呈している。

個人的にはエースの誇りが言わしめた発言と解していたので、筆者が指摘する様な「しっくり来ない。」という思いは無かった。

だが、上原(選手)の発言等は未だ良い方だ。最悪なのは御立ち台で『これからも声援宜しく御願いします。』、『明日も球場に足を運んで下さい。』と大声で叫ぶ事。何と情けない。プロとして自信が在れば、こんな事は口が裂けても言うまいに。と筆者が嘆き、冒頭のイチロー選手の発言を肯定的に紹介している部分には全く同感だった。

新人選手が口にするならいざ知らず、中堅&ベテラン選手が媚びを売っているとも取られる”様な”言動をして欲しくないと自分は思う。ファン・サービスと称し、練習の合間にジャンケン大会を行っていたジャイアンツに対して、OBの広岡達朗氏が「本当のファンサービスとはファンに媚び諂う事では無く、グラウンドで最高のパフォーマンスを見せる事だ。その為に緊張感を持って練習すべきなのに、合間とはいえジャンケン大会とは本末転倒だ!」と一喝していたが、これも同感だ。

「多くの人に試合観戦して貰いたい。」という気持ちが言わせているのは判るが、プロ野球選手には営業マンをやって欲しくないという思いが自分には強く在る。ファン・サービスは大事だと思うし、ファンを意識した発言も重要だろう。でも、筆者も書いていたが、イチロー選手の様な高い自覚を持ってプレーする事が、ひいては多くのファンを惹き付ける事になると信じている。

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7 コメント

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Unknown (redtiger)
2006-04-11 11:07:49
 イチローのWBCにおける発言。

 ホスト国日本を代表する選手が、「向こう30年云々は」はないだろう。負ければ屈辱というのもいただけないな。彼にしては何気ない発言でその意味でしかがないが、マスコミは日本にはもっと別な意見が存在することを伝えないと。

 身近な国、身近な民族とのトラブルを拡大することは絶対的なマイナスになる。古今東西の歴史が物語っています。

 マスコミ、政治家、軍人はかつては誤りを犯した、今後誤りをおかさない保障がどこにあるのか?

 このところ、テレビの野球中継は音声なし、好きな音楽を聴きながら見ることにしている。いちいち事細かな説明はしてもらわなくても見ればわかる、盛り上げもうるさいだけ。ヒーローインタビューも何かこそばゆい。媚もきになっていた。阪神ファンですがこの三年甲子園で公式戦を見たことがない。あの環境では自分流の野球観戦ができない。

 しかし、個人的な美意識の問題の問題と思っています。不快であれば無視すればいいし、後ろに下がればいい。

 ところが、イチロー発言に反論なし、は枝葉の問題ではなく幹の問題。
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WWE並みとは言わないが (破壊王子)
2006-04-11 12:05:19
日本のスポーツ選手のオフィシャルな場面での喋りの下手さ加減には、父ちゃんじゃなくても情けなくて涙が出てきそうです(苦笑)

もっとも引き出す側の問題でもあるんですよね。彼らが言葉で「語る」ことはあくまでも副次的なもので、まずはプレーなりファイトなりが先にくるべきなのは全くの同感です。

ただアマチュアではなく、プロフェッショナルなプレイヤーやファイターにはそれ以上のものを求めるのがファンというもの。(まことに身勝手な存在なのです)

故にその手助けをするべき側が下手だとどうなるか?

これは言わずもがな、ですね。まして吐いた唾はよう飲まんですし。

WWEくらい作れ!とは言いませんが、気の利いたことぐらい言えないのかといつも思います。女子アナ口説くときはそうじゃあるまいし。

かつての「ロッテ対太平洋クラブ」ぐらいやってもいいと思います。プロは客呼んでナンボであるならば。
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上原は (めたか)
2006-04-11 12:33:23
自身のHPでは

「そういうふうに言わないと悔しさが止まらなくなるから」

と言っていますね。

http://www.kouji19.net/cgi-local/diary2.cgi?key=060410
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>redtiger様 (giants-55)
2006-04-11 23:55:19
書き込み有難うございました。



WBC開幕前からのイチロー選手の発言の数々に付いては、自分も気になって記事にしました。(http://964.jp/Z3Km)最初は韓国の”一部の”メディアがやや難癖ではないかと思われる様な”煽り”をしたした様に自分は感じましたが、それ以降のイチロー選手の挑発的とも取れる発言の数々には否定的な思いを持っております。



「大会を盛り上げたい。」、「日本チームを鼓舞したい。」という思いが背景に在ったとは思うのですが、あれだけの選手故、不必要にバッシングされる発言は控えて貰いたかったという思いが在ります。



そして、これはWBCの時だけに限りませんが、一方向だけの情報の垂れ流しを続けるマスメディアには情けなさしかないです。イチロー選手の発言を支持する意見が多かったのかもしれませんが、かと言って眉を顰めていた人も決して少数では無かった筈。一つの意見だけをさも”国論”の様に垂れ流す事が、どれだけ国に益を与えるのでしょうか?



皇室報道の様に全て一方向だけの情報、「○○様は数万種類の動物の情報が全て頭に入っておられます。」的な”超人伝説”や”褒め称え合戦”を垂れ流すのと似た、無意味さを最近の報道で感じる事が少なく在りません。「Aという意見が在る。でも、それに反対するBという意見も少なからず在る。」といった、”現状”を正しく反映した報道をメディアには期待したいのですが、小泉チルドレンの馬鹿騒ぎを然も有難げに垂れ流している日本のメディアにそれを期待するのは無理なのでしょうか・・・。



これからも宜しく御願い致します。
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>めたか様 (giants-55)
2006-04-12 00:00:10
情報有難うございました。



当該記事(日記)を読ませて戴きましたが、上原投手の真意が判って嬉しかったです。「ああでも言わないと、悔しさが止まらなかった。」やはり、エースとのしての意地&矜持が、あの発言をさせたと考えて良い様ですね。



昨年は残念ながら気迫がなかなか前面に現れなかった(様に見えた)上原投手でしたが、今年はエースとして恥ずかしくない投球を見せてくれそうで非常に期待しています。
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Unknown (Sango-Q)
2006-04-12 00:43:07
giants55さんも何度か書かれている通り、ファンサービスはプロとしてのパフォーマンスを見せる、これに尽きると思います。

そのパフォーマンスを可能にするための日々の鍛錬は言うまでもありませんが、私がよく思うのは、負け試合=捨て試合にしてはいけないということです。

例えば終盤に大量リードされていても、やる気のなさや諦めが素人目にもわかってしまうプレーは決してしてはいけないと思います。

今日球場に来てくれた数万人お客さんの中には、年に何度も足を運んでくれる方もいますが、遠方であったり、様々な事情があって「一生に一度の観戦」という方も必ずいるのです。

お客さんに「良い試合だった(負けちゃったけど、)来て良かったな」と満足してもらい楽しい思い出を作ってもらうのがプロの仕事ではないでしょうか。

7日のドラゴンズ戦はそういった試合だったと私は思いました。

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>Sango-Q様 (giants-55)
2006-04-12 01:00:53
書き込み有難うございました。



美味しい料理が食せる御気に入りの店。何度も足を運んでは、素晴らしい料理に舌鼓を打っていた。でも、或る日訪れた時には、何時もの美味が失われていて、従業員もベチャクチャと無駄話に興じていてガッカリしてしまった。後から聞いた話では、何時も睨みを利かしていた店のキー・パーソンがその日は不在で、それ故に料理も店の雰囲気もその日はグダグダだった・・・。



そんな経験をされた事って結構在るのではないでしょうか?常連の客にとっては、「あれ?今日は何かおかしいな。でも、次はきっと何時もの料理&雰囲気を堪能させてくれるだろう。」と思い、又その店に足を運ぶかもしれません。でも、店の評判を聞いて”初めて”その店に足を運んだ客の場合は、「何だ全然大した味じゃないし、店の雰囲気も最悪。もう二度と来るもんか。」と思ってしまうのではないでしょうか。そして、”嫌な経験”をした客の口コミで、店の評価はドンドン下がって行く。たった一度の気の緩み。でも、たった一度の事でも、初めて店を訪問し、二度と来ないで在ろう客にとっては唯一無二の経験となる訳ですよね。



プロ野球の捨て試合もそれと似ているかもしれません。初めて観戦した試合が、たまたま捨て試合に当たってしまった。グダグダな”だけ”の試合を見せられて、その初めて観戦した客はプロ野球に魅力を感じるでしょうか?



結果的に負ける試合を作るのは、戦略的に間違っていないと思います。でも、その負け試合の中にもファンに訴える何かを”演出”しないとプロでは無いですね。明らかなチンタラ・プレーを見せる選手は即刻引っ込め、チャンスに飢えている若手に機会を与える。同じ負けるにしても、捨て試合にさせない演出をする事も、監督に与えられた使命でしょうね。
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