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「12球団『ケンミンSHOW』、出身地最多は矢っ張り・・・では最少は?」(4月24日、スポニチ)
1都1道2府43県。北は北海道、南は沖縄迄、プロ野球選手を数多く輩出しているのは一体、何の都道府県なのか。野球観戦の必携アイテム、絶賛発売中の「2017スポニチ プロ野球選手名鑑」を元に調べてみた。支配下登録選手(外国出身選手、外国人選手を除く)の733人の内、最も多かったのは・・・。先ずは、上位10傑を御紹介。
「1位:大阪府(63人)、2位:福岡県(47人)、3位:神奈川県(46人)、4位:兵庫県(40人)、5位:東京都(38人)、6位:千葉県(34人)、7位:愛知県(33人)、8位:広島県(29人)、9位:埼玉県(27人)、10位:沖縄県(23人)」となった。此の内、大阪府、福岡県、神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県は12球団全てに出身選手が居る「完全制覇」の都府県だ。因みに大阪府は、今年の新人選手の内訳でも9人でトップ(2位は埼玉県の6人、3位は茨城県、千葉県、兵庫県、福岡県の5人)。正に最大勢力、野球王国として君臨している。
此の出身地、各球団の傾向を見ると「地域密着」の側面が浮かび上がって来る。宮城県身は球界で10人居るが、楽天が最多の3人。ロッテの千葉県8人も多い。中日は愛知県出身が実に14人!支配下選手62人の内、約23%が地元と在って、此れは、図抜けた数字と言って良い。広島も地元は8人と、此方も地域性を重視したスカウト戦略の表れか。ソフトバンクも福岡6人で、九州6県では計21人と、チーム全体の約34%を占める。因みに、球団別で所属選手が最もヴァラエティーに富んでいたのは、楽天の31都道府県。セ・リーグは中日が27で、他5球団は28都道府県出身と、不思議と同じ数字だった。此れが、平均値とも言えるのだろう。
一方で、出身選手が少ない所は何処か。5人が新潟県、富山県、島根県、愛媛県、高知県。4人が福島県、長野県、香川県だった。鳥取県が九里(広島)、巽(巨人)の2人。そして、47都道府県で最も少なく、僅か1人だったのが山梨県だ。巨人・松本哲也。実は前年も1人で、オフには「1人しか居ないのは知っている。もっと山梨県出身の選手が増える様、僕も頑張る。」と話していたが、今年の新入団選手には、残念乍ら居なかった。各球団の育成選手にも山梨県出身は0。甲斐の国から生まれる新星、ニューカマーの誕生を待ちたい。
プロ野球12球団の「ケンミンSHOW」。皆さんと同じ出身地で、応援している選手は誰が居ますか?
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9年前、「日本シリーズ優勝監督とその出身地 Part1&Part2」という記事を書いたが、2007年迄の時点で「日本シリーズ優勝監督を最も多く出している都道府県」は「熊本県、香川県、京都府&福岡県の各2人」だった。(去年迄のデータを加えると、熊本県が3人で単独トップとなる。)大阪府出身の日本シリーズ優勝監督は居ないというのは個人的に不思議に感じるのだけれど、「日本プロ野球の支配下登録選手の出身地で、最も多いのは断トツで大阪府。」というのは「当然だろうな。」という思いが。
上位10位の結果は納得な一方で、少ない出身地に愛媛県や高知県、香川県と、四国3県が入っていたのは意外だった。四国と言えば、昔から野球王国のイメージが在るので。人口数の少なさ(2017年1月1日時点の統計によると、愛媛県は28位と健闘しているが、香川県は39位、徳島県は44位、そして高知県は45位となっている。)も影響しているのだろうか?