落合博満氏のYouTube公式チャンネル「落合博満 オレ流チャンネル」で、「【彼の大リーガーも選出!】遂に実現!落合博満の歴代ベストナイン」【動画】というのがアップされている。彼が選出したベストナインは、次の通り。
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「落合博満氏が選出した歴代ベストナイン」
投手:金田正一氏
捕手:野村克也氏
一塁手:王貞治氏
二塁手:高木守道氏
遊撃手:松井稼頭央氏
三塁手:長嶋茂雄氏
左翼手:張本勲氏
中堅手:福本豊氏
右翼手:イチロー氏
DH:門田博光氏
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“大昔”のOBの名前が並ぶ中、自分が「へー。」と思ったのは、遊撃手に松井稼頭央氏を選出した事。名選手で在るのは確かだが、「6年前の2018年に引退。」という“最近迄現役だった彼”を選出したのは、個人的に意外だったので。(イチロー氏の場合も“最近迄現役”となるけれど、“規格外の実績”を考えれば、「当然かな。」という思いが在る。)
そんな松井氏が“古巣”のライオンズの監督に就任したのは一昨年オフの事。監督1年目の昨季は「65勝77敗1引き分け」でリーグ5位に終わり、今季は「9年振りの8連敗」を喫する等、5月25日の全試合を終えた時点で「14勝30敗」と最下位に沈んでいた。
そんなチーム状況から、ライオンズのフロントは大鉈を振るう事に。昨夜の試合を終えた後、「此の試合を以て松井氏は監督休養に入り、代わって渡辺久信GMが監督代行を務める。」事が発表された。落合氏も認める程の名選手だった彼だが、残念な事に「名選手、必ずしも名監督に非ず。」という至言に当て嵌まってしまった。
プロ野球の世界で、「チーム不振の責任を取って、監督が途中休養する。」というのは、決して珍しく無い。自分がリアル・タイムで見て来た半世紀近くの間にも、何度も在った事だ。そして、監督が途中休養すると、監督代行が立てられる。「チーム不振の責任を取って。」というのでは無く、「2015年、『監督の体調悪化。』という理由から、川相昌弘ヘッド・コーチ(当時)が5試合、監督代行を務めた。」という様な例は別として、其の殆どは「監督が途中休養。→其の儘退任。」という流れを辿る。
で、今回のニュースを踏まえて、「監督代行」に関して調べてみた所、興味深い事実を知った。此方に記されている様に、NPBでは過去に5度、「監督の代行の代行」というケースが在ったのだとか。
詳しくはリンク先を見て貰いたいが、監督の代行の代行となったのは「1942年の加藤喜作氏(南海軍)」、「1972年の宮崎剛氏(ホエールズ)」、「1984年の土橋正幸氏(スワローズ)」、「1995年の島野育夫氏(ドラゴンズ)」、そして「2022年の木田優夫氏(ファイターズ)」。加藤氏と宮崎氏以外のケースは、「確かに、そんな事在ったなあ。」と思い出した。