ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“魔人ブウ”が自民党総裁に

2024年09月28日 | 政治関連

昨日、「自民党総裁選」の投開票が行われ、(“魔人ブウ”の仮装姿が忘れられない)石破茂幹事長(67歳)が自民党総裁に選ばれた。10月1日召集臨時国会で指名されれば、第102代首相となる。

今回の自民党総裁選には9人の候補が出馬したが、8月31日の記事「“こんな人物”が操縦する“大型旅客機”に、喜んで乗りたがる人達って・・・」の中で書いた様に、小泉進次郎環境相(43歳)は、絶対に選んではいけない。彼が首相(←自民党総裁)になったら、日本は“壊滅状態”になる。と思っていた。当該記事内で具体的な理由を列挙しているので是非読んで戴きたいが、“中身”がすっからかんな上に、質問に対して“意味不明な答え”を返したり、不都合な質問には全く無関係な話を持ち出して誤魔化したりと、兎に角“薄っぺらさ”しか感じられない。のが最大の理由だ。

選挙期間中、「首相に成る事が目的では無い。成し遂げた政策を実行するの“手段”として、首相に成るのだ。」という趣旨の発言をしていた小泉氏。此の発言だけを見聞したら「良い事言うな!」と成ろうが、とても“本音”とは思えない証拠が在る。其れ初当選から15年“も”経っているのに、彼の議員立法提出数は『0』。という事。

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議員立法:立法府に所属する議員発議により成立した法律俗称
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議員立法と言えば、有名なのは田中角栄元首相。無名の新人議員だった頃より数多くの議員立法に取り組み、39年間の議員生活で提出した数は「54本」で、内「33本」を成立させている。“議員立法の”と評された彼は、自らの手で立法する事により、政治や政策の方向性を示す事こそ、政治家本来の姿だ。政策を作れん奴は、政治家を辞めた方が良い。と言い放ったそうだが、全く其の通りだ。

今回の9人の候補者の内、議員立法提出数が最も多いのは林芳正官房長官(63歳)の「16本」で、加藤勝信元官房長官(68歳)の「12本」、高市早苗総務大臣(63歳)の「10本」、石破茂元幹事長の「7本」、河野太郎デジタル大臣(61歳) の「6本」、そして上川陽子外務大臣(71歳)・小林鷹之防衛大臣政務官(49歳)・茂木敏充幹事長(68歳)が其れ其れ「3本」となっている。

「小泉氏の議員立法提出数が0。」と大きく報じられ、批判が集まると、「成立する法律の大半内閣提出法で在って、与党の議員は其の内容を作るのがなので、議員立法を提出する必要が無い。高市さんだって、此の10年間の議員立法提出は0だし。」と、小泉氏を擁護する声も上がっていたが、自分からすれば「だから、何なの?」という思いしか無い。

成立する法律の大半が内閣提出法で在ったとしても、だからと言って「議員立法を提出する必要が無い。」とはならないだろう。国の唯一の立法機関で在る国会。其の国会を構成する国会議員の“最大の使命”が立法ではないのか?「与党
の議員は其の内容を作るのが主なので、議員立法を提出する必要が無い。」というのは単なる言い訳で在り、に成し遂げたい政策”が在るのならば、議員が自ら立法に取り組むべき。「高市さんだって、此の10年間の議員立法提出は0だし。」と言うが、田中元首相もそうだった様に、“若かりし頃”に、自らの政策立案能力を磨き上げる意味からも、ガンガン議員立法に取り組んでいた。のではないのか?「成し遂げたい政策の実行。」を主張し乍らも、28歳から43歳に到る“若き間”に、議員立法に全く取り組んでいなかったというのは、申し訳無いが薄っぺらさを更に感じさせる。

又、小泉氏と並んで自民党総裁選の有力候補とされていた高市さんにも、自分は危うさを感じていた。弁が立つのは確かだけれど、“極右集団”と化してしまった自民党に在って、彼女は其の象徴的な存在で在り、若し首相になったら杉田水脈議員等の“トンデモ議員”が大抜擢されるだろう。「大臣経験の在る、党内の女性議員の靴を嫌がらせで隠した。」等、彼女には其の手の“陰湿疑惑”が幾つか在るのも気になる所。

今の自民党に在って、石破氏は“真面な人物”だと思っている。「デモはテロ。」という発言等、疑問を感じる点も無い訳では無いが、確固たる考えに基づき、理路整然穏やかに話す姿。」には好感が持てる。なので、彼が自民党総裁に選ばれたのは、個人的に「良かった。」という思いだ。

そんな好感を持っている石破氏だが、唯一と言って良い程に懸念されるのが言動揺らぎを見せる事が、少なからず在る。という点。「真面な主張を強くした後、反発の声が上がると、其の主張を変えてしまう。」という事が、過去に何度か。今回の総裁選期間中にも、「政治資金パーティー収入の裏金問題
」に関わった所謂裏金議員”の選挙に於ける公認に付いて、当初は「公認するに相応しいかどうか、徹底的に議論すべきだ。」と強い口調で言っていたのに、党内から反発の声が上がると「新体制で決める事だ。未だ(総裁に)成っていない者が、予断を持って言うべきでは無い。」と発言を“後退”させた。「絶対に総裁に成る!」と思って臨んでいるのだから、「総裁で在る。」という“大前提”の、厳しい姿勢を維持して欲しかった。総裁という“表紙”を変えても、“中身”の問題議員が其の儘では、自民党が変われる訳が無いから。

政治家の世襲に付いての問題点を、当ブログでは何度も指摘して来た。」が、世襲政治家で在る石破氏が選挙期間中、「(世襲政治家が)政治団体を(無で)引き継ぐ事は止める等、一つ一つ遣って行かなければならない。」とした事は評価しているが、問題は「首相に成って、本当に実行出来るか。」で在る。


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