初めて読んだ「漫画雑誌」は何だったろうか?記憶を遡ってみると、恐らく「たのしい幼稚園」か「ディズニーランド」辺りではないかという気がする。でも、具体的に掲載されていた漫画は思い出せない。掲載されていた漫画をハッキリ覚えている漫画雑誌となると、「テレビマガジン」か「月刊てづかマガジンれお」辺りか。それ以降、数多くの漫画雑誌を読んで来た。「冒険王」や「マンガくん」、週刊少年漫画雑誌で言えば近所の公民館(と言っても、小さくてボロい掘っ建て小屋だったが。)で読んだ「週刊少年ジャンプ」が最初だったろう。「侍ジャイアンツ」が連載されていたのを覚えている。「週刊少年サンデー」や「週刊少年マガジン」、「週刊少年チャンピオン」、「週刊少年キング」等を読み、やがて青年漫画雑誌へと以降して行った。
GW中にNHKで放送されたドラマ「ザ・ライバル『少年サンデー・少年マガジン物語』」は、なかなか面白い内容だった。1959年3月17日、共にこの日に産声を上げた週刊少年漫画誌のサンデーとマガジン。今年で創刊50周年を迎えた訳だが、両誌の黎明期を知る、それぞれ1人の編集者を主人公に据えて描いたドラマで在る。人気漫画家の争奪戦も描かれていたが、全体的に若き編集者の熱く&爽やかな闘いという感じで纏められており、その点では不満を感じなくは無かった。
「週刊少年チャンピオン」の全盛期、これは自分が夢中になって同誌を読んでいた時代で「ブラック・ジャック」や「がきデカ」、「750ライダー」、「レース鳩0777」等々、最高に面白い作品が綺羅、星の如く連載されていたのだが、その当時の編集長の凄まじい仕事振りは関連書籍を読んでいても鬼気迫る感じが在った。(それも原因だろうか、癌にて夭逝されている。)綺麗事では済まされない修羅場が、あの当時は何処の編集部でも繰り広げられていたと思う。否、それは今も変わらないのかもしれない。それを思うと、ドラマの設定はかなり温さを感じる。もっとドロドロした部分を描いた方が、現実的で面白かったのではなかろうか?
とは言え、両誌の黎明期に関わった編集員や漫画家等のインタビューが盛り込まれている等、漫画史を知る上では意義深い内容では在った。*1個人的に強く印象に残ったのは、「同じ年数を経て来た両誌なのに、歴代編集長の人数がサンデーはマガジンの約2倍。」という点。うろ覚えだが「マガジンは現編集長が9代目に対して、サンデーは16代目。」と表示されていた様に思う。つまりマガジンは1人の編集長が5年強務めるのに対して、サンデーは3年弱という計算になる。これ程迄の差異が在るとは、正直意外だった。
*1 同ドラマでは、藤子不二雄Ⓐ氏もインタビューを受けておられた。手塚治虫氏の作品と並び、藤子不二雄氏の作品も随分読んでおり、それは「藤子不二雄作品ベスト10」という記事でも触れているが、7月24日から「藤子・F・不二雄全集」が刊行されるという嬉しいニュースが在る。大分前にこのニュースは目にしていたのだが、その詳細が今一つ判らなかったので取り上げて来なかった。漸く明らかになりつつあり、こちらの情報によると「もう読む事は叶わないだろう。」と諦めていた「ジャングル黒べえ」もそのラインナップに入っているらしい。もし事実ならば、もう言う事は無い。「差別問題云々は抜きにして、“純粋に”面白い作品だったから読みたい!」という思いだけなので。願わくは、もう少し価格設定が安目だったら在り難かったのだが。
それと懐かし系の話題で言えば、映画「劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」にショッカー戦闘員が登場するとの記事が。リンク先を拝見すると、確かに懐かしの姿が写っている。完成が楽しみだ。
GW中にNHKで放送されたドラマ「ザ・ライバル『少年サンデー・少年マガジン物語』」は、なかなか面白い内容だった。1959年3月17日、共にこの日に産声を上げた週刊少年漫画誌のサンデーとマガジン。今年で創刊50周年を迎えた訳だが、両誌の黎明期を知る、それぞれ1人の編集者を主人公に据えて描いたドラマで在る。人気漫画家の争奪戦も描かれていたが、全体的に若き編集者の熱く&爽やかな闘いという感じで纏められており、その点では不満を感じなくは無かった。
「週刊少年チャンピオン」の全盛期、これは自分が夢中になって同誌を読んでいた時代で「ブラック・ジャック」や「がきデカ」、「750ライダー」、「レース鳩0777」等々、最高に面白い作品が綺羅、星の如く連載されていたのだが、その当時の編集長の凄まじい仕事振りは関連書籍を読んでいても鬼気迫る感じが在った。(それも原因だろうか、癌にて夭逝されている。)綺麗事では済まされない修羅場が、あの当時は何処の編集部でも繰り広げられていたと思う。否、それは今も変わらないのかもしれない。それを思うと、ドラマの設定はかなり温さを感じる。もっとドロドロした部分を描いた方が、現実的で面白かったのではなかろうか?
とは言え、両誌の黎明期に関わった編集員や漫画家等のインタビューが盛り込まれている等、漫画史を知る上では意義深い内容では在った。*1個人的に強く印象に残ったのは、「同じ年数を経て来た両誌なのに、歴代編集長の人数がサンデーはマガジンの約2倍。」という点。うろ覚えだが「マガジンは現編集長が9代目に対して、サンデーは16代目。」と表示されていた様に思う。つまりマガジンは1人の編集長が5年強務めるのに対して、サンデーは3年弱という計算になる。これ程迄の差異が在るとは、正直意外だった。
*1 同ドラマでは、藤子不二雄Ⓐ氏もインタビューを受けておられた。手塚治虫氏の作品と並び、藤子不二雄氏の作品も随分読んでおり、それは「藤子不二雄作品ベスト10」という記事でも触れているが、7月24日から「藤子・F・不二雄全集」が刊行されるという嬉しいニュースが在る。大分前にこのニュースは目にしていたのだが、その詳細が今一つ判らなかったので取り上げて来なかった。漸く明らかになりつつあり、こちらの情報によると「もう読む事は叶わないだろう。」と諦めていた「ジャングル黒べえ」もそのラインナップに入っているらしい。もし事実ならば、もう言う事は無い。「差別問題云々は抜きにして、“純粋に”面白い作品だったから読みたい!」という思いだけなので。願わくは、もう少し価格設定が安目だったら在り難かったのだが。
それと懐かし系の話題で言えば、映画「劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」にショッカー戦闘員が登場するとの記事が。リンク先を拝見すると、確かに懐かしの姿が写っている。完成が楽しみだ。
トイレット博士だったかと。
マタンキ~。^±^ノ←スナミ先生かてーの
最近のNHKの番組は民法の番組がヘタレているのもあってか相対的に見ごたえがありますね。6月に映画公開される「ハゲタカ」も凄く面白かったですし。
むかしの編集者の方は気概があって漫画家先生と友好な関係だったらしいですが、最近は「金色のガッシュ!!」の作者と小学館側との問題がこじれて訴訟にまで発展しているケースなど、あまり良くないようです。原稿を無くしたのが直接の訴訟理由らしいですが、その根底には高給をとるだけとって、ロクに(漫画家のために)働かない編集者と漫画家との軋轢がずっと生じているようですね。
手塚治虫氏に関する逸話が結構有名なのですが、昔の漫画家と編集者との間にも辛辣な遣り取りが結構在った様です。時には「この野郎!ふざけるな!!」みたいな言い合いも在ったとか。唯、双方に深い信頼関係が構築されており、単なる仕事というのでは無く、「より良い作品を共に作り上げる。」という意思は共通だった様です。
今でも「より良い作品を共に作り上げる。」という思いは双方に在るのだろうけれど、あまりにもビジネスライクに成り過ぎた部分も在り、それが近年の「漫画家v.s.編集者」というギスギスした関係になってしまっているのではないかと。
「昔も今も一般の漫画家は、収入的にそれ程恵まれた環境で無いのは変わらない。けれど昔は編集者が苦労している漫画家の為に自腹を切ったりと、『共に頑張ろうぜ!』といった気概を見せていた。」とする元編集者の意見が先日載っていたのが印象的でした。
三木たかしさん追悼ブログ入れました。
歌も聴けます。^±^
合掌です。v±v
を見たとき、
「巨人と阪神の、歴代監督の差」
「大阪三宮間の、阪急と阪神の駅数の差」
を思い出しました。
なにかしら
そういう背景があるんでしょうね・・
4年前の記事「監督の座」(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/d748db6d5b20cb08d633206936706680)で「各チームの監督の平均在任年数」を調べたのですが、その当時でジャイアンツが4.7年だったのに対して、タイガースは2.3年とほぼ半分の在任年数でした。ですので、仰る様にマガジンとサンデーの歴代編集長の在任年数と似た感じは在りますね。
イメージで言うと、サンデーの方がマガジンよりも苦戦していた時期が長かった様に感じますし、ファンの方には申し訳無いけれどタイガースも同様の理由からでは無いかなあという気が。
有名な話なのかもしれませんが、今読んでいる本に関西の電車に関する面白い話が載っていました。以前、奈良を旅した際、近鉄郡山駅から飛鳥駅に行こうとした所、「近鉄郡山(近鉄橿原線)→橿原神宮前(近鉄吉野線)→飛鳥」という感じで乗り継がなければならず、「同じ近鉄線なんだし、(橿原神宮前で)乗り換えて数駅なのだから、(近鉄郡山)から飛鳥迄の直通電車設定すれば良いのに。」とその不便さが不思議でならなかった。しかし、この本によると両線は元々別会社で、線路幅が異なる為に直通電車が設定出来ないとか。いやあ知りませんでした。
サンデーの全盛期はうる星やつらタッチ
マガジンは平均的に売れてるイメージがあります
あだち充と高橋留美子がいなければサンデーは
廃刊だったかもしれません
それだけ
編集長の座も安泰ではなかったのかも(汗)
その後お二人ともヒット連発ですし足を向けて寝れないような気が(汗
最初に読んだ雑誌といえば
ジャンプだった気がする
アニメのきんにくマン、北斗の拳辺りが
きっかけだった気がしますが
TVの続きが先に読めると喜んでた気がします
今コミックバンチでそのころの編集部の話メカドックの人が書いてますよ
後漫画家と編集者というと
編集王と僕の小規模な生活、俺はまだ本気出してないだけ、さるマン、等々色々ありますが
編集者という設定のお話がジャンルとして確立してるということは
それだけ一般化してきたという事かも
最初に読まれた週刊少年漫画雑誌がジャンプというのは自分と同じですが、その頃の連載漫画が「キン肉マン」や「北斗の拳」という所にゆうじ様の若さを感じます。自分はそれよりも遥か遥か昔の漫画なので。
サンデーの全盛期、イメージ的にはゆうじ様と全く同じ。自分は高橋留美子さんの漫画には嵌らなかった口なのですが、あだち充氏の漫画にはどっぷり嵌りました。リアル・タイムの連載で言えば、「虹色とうがらし」の最初辺り迄読んでいた様な。ヒロイン&ヒーローの顔が殆ど同じだし、ストーリー展開も大体読めてしまうのだけれど、あだち作品は好きでした。そう言えば50周年記念の合同パーティーには、サンデー側のゲスト?としてあだち氏&高橋さんが出席されていましたね。
来客ロビーに雑誌がたくさん置いてありまして、受付の女の子が1階のローソンに買いに行くのですが、経済紙とかファッション誌のほかにヤングジャンプが必ずあるので、ほぼ欠かさず読んでいます。 将棋の漫画で「ハチワンダイバー」というやつがとても面白いです。 雑誌は景気が悪くなって、極端に薄くなっていますが、漫画だけは変わりないですね。 もともと安いというのもありますが。 毎週毎週締め切りに追われている作家さんは大変なのでしょうね。 ヒット作品を連載中は自由な時間なんてないのかもしれませんね。 小説と同じように時たま編集が口出ししない書き下ろしというのがありますが、自由な創作する時が唯一の解き放たれた時間なのかもしれませんね。 机に縛られているには変わりないのでしょうが。
手塚治虫氏の自伝等を読みますと、彼の作品が人気を博して来た当時、「漫画は悪書。人間を駄目にする。」という偏見が一般的に在り、時には漫画を野外に積み上げ、火を点けて焼くなんていう正に「焚書坑儒」的なパフォーマンスをする連中も居たとか。自分が子供の頃にも「漫画ばかり読んでいると馬鹿になる。」と口にする大人も結構居ましたが、気にしないで読んでいましたね。だって、面白いんですから仕方無い。
しばしば書いている事だけれど、世の中には知っていて損する知識なんか無いと思っています。それはエロの知識でも同様。人とコミュニケーションを図る上で、どんな知識でも“潤滑油”に成り得るだろうし。
「卵は物価の優等生」とは言い古された表現ですが、漫画雑誌も同じ感じが在りますね。あの分量をキープしている(逆に増えているケースも。)事を考えると、値上げ幅がそんなでも無い。それを考えると、クリエーターとしての漫画家はもっと対価を得ても良いと思うのですが、出版業も厳しい状況なのでしょうね。編集者の所得が概して高額と言われ、それを多少カットしてでも漫画家に回すというのも考えとして在って良いかとは考えるけれど、いざ自分が編集者の立場だったら「うーん・・・。」と考え込んでしまうだろうし。