石和温泉駅で14時発の列車に乗り、次の目的地へ移動しました。
次の目的地の塩山駅には14時12分に着きました。12分の列車移動でした。塩山駅からは聖地スポット1ヶ所へ行きました。
聖地スポット1ヶ所とは、上図の慈雲寺でした。原作コミック第14巻3ページに登場する臨済宗の禅寺です。各務原姉妹と志摩リンの3人が勝沼ぶどう郷駅の駅前甚六公園で出会って後、ここの枝垂桜を見に来ています。
原作コミック第14巻3ページ3コマ目のアングルにあわせて寺号標を撮りました。天龍山の山号が示すように、京都の天龍寺を本山とする妙心寺派の夢窓疎石によって開かれたといいます。
山門です。参道はさらに南の車道まで伸びており、その東側には観光バスが20台は余裕で停められそうな広い参拝者駐車場があります。
この慈雲寺へは、塩山駅からタクシーで行きました。駅からの距離は約2.5キロありますので徒歩だと時間がかかります。バス路線が近くを通りますが便数が少なくて不便です。塩山駅のレンタサイクルを利用する手もありますが、駅からの2.5キロは殆ど登り坂です。塩山駅改札口横の観光案内所の人に「レンタサイクルは絶対止めたほうが良い、タクシーで行くのが良い」と勧められた次第でした。
で、タクシーに乗ってみて分かったのは、寺までの道が本当にずっと登り坂で、かなり急なので徒歩でも相当キツイということ、駅から寺までの移動時間は約5分、往復の料金は2720円、ということでした。とにかく車やバイクでしか行けない山の上にありますので、今回のような公共交通機関利用の場合はちょっと行きづらいです。
各務原姉妹と志摩リンの3人が見に行った枝垂桜は、と尋ねると「枝垂桜なら、門を入って奥に大きく見えますんで」と親切なタクシー運転手さんは教えてくれたのみならず、自身も降りて山門のところまで来てくれて、門の奥を指してくれました。
なるほど、御覧の通りの立派な枝垂桜の姿でした。満開の頃の素晴らしさが分かるような気がしました。
枝垂桜の右手には庫裏らしき建物がありますが、この日は人気が全く感じられなくて留守のようでした。法事にでも出かけられていたのでしょうか。
枝垂桜の奥の左手には本堂があります。本尊は聖観音菩薩だそうです。桜越しに一礼しておきました。
正式名称はイトザクラ、ウバヒガンの変種で樹齢は約330年とされています。山梨県の天然記念物に指定されています。
堂々たる老樹の風格です。桜花の時期でなくても充分に見応えがあります。その素晴らしき満開の姿は、寺の公式サイトのギャラリーでも見ることが出来ます。
天龍山慈雲寺の公式サイトはこちら。 (続く)