Medical Cannabinoids in Children and Adolescents: A Systematic Review
医療用大麻が合法化される州が増加して入手が容易となった一方で医学的治療薬として用いられるには十分な科学的根拠が十分ではない適用も見受けられる。
医学論文を検索して関連論文2743本中103本を解析対象とした。
最終的に、研究の条件に適合した論文は21本で、合計795人を対象とした22の研究のデータを抽出した。内訳は無作為割付研究が5、後方視的医療記録の評価が5、症例研究が5、非盲検研究が4、両親の報告が2、症例報告が1。
カンナビノイドの効果が最も強く証明されていたのは抗癌剤による嘔気や嘔吐の治療に対してであり、てんかんに対する効果についても確認された。一方で、筋痙直、神経原性の疼痛、心的外傷後ストレス障害、トゥレット症候群に対しての科学的な効果は不十分であった。