日本におけるドラべ症候群患者を対象としたスチリペントールの市販後調査
主な副作用は傾眠と食欲不振
新たな安全性に関する懸念は確認されませんでした発作に対する有効性は104週間にわたって確認された45%の患者が著明または中等度の改善を示した
Long-term safety and effectiveness of stiripentol in patients with Dr . . . 本文を読む
以前書いた記事の更新情報ですが、ロラゼパムの注射製剤が販売開始されたので、関連記事を紹介します。
ファイザー てんかん重積状態の治療薬ロラピタ静注を発売
ファイザーは2月20日、てんかん重積状態に対する治療薬ロラピタ静注2mg(一般名:ロラゼパム)を発売したと発表した。てんかん重積は、てんかん発作を繰り返したり、一定時間続いたりする状態を指す。後遺症を残すおそれがあるため、早急な治療が必要で、 . . . 本文を読む
Prediction Tools for Psychiatric Adverse Effects After Levetiracetam Prescription
日経メディカル 海外論文ピックアップ JAMA誌より
レベチラセタム(イーケプラ)は抗てんかん薬として広く処方されているが、最大で16%の患者に有害事象としての精神症状が見られ、治療を継続することができない。 . . . 本文を読む
Efficacy of Stiripentol and the Clinical Outcome in Dravet Syndrome
ドラべ症候群は、幼児期の稀で進行性のてんかん性脳症である。スチリペントールは、ドラべ症候群患者の発作頻度を減少させる。
ドラッベ症候群患者の臨床的特徴およびスチリペントールに対するそれらの応答を評価した。 2016年6月から2017年6月まで外 . . . 本文を読む
時間が十分に取れず、詳しくは記載できないのですが、以前「マリファナ(大麻)に含まれるカンナビジオール(CBD)の難治性てんかんに対する効果」の記事で紹介した、マリファナ(大麻)に含まれるカンナビジオール(CBD)を難治性てんかんの治療に使用することが、米国で承認されました。
FDA Approves First Marijuana-Derived Drug
In Historic Decisi . . . 本文を読む
Zogenix Announces Presentation of New Efficacy and Safety Data from its First Pivotal Phase 3 Clinical Trial of ZX008 in Dravet Syndrome
Zogenix Announces Positive Top-line Results from Second Pivota . . . 本文を読む
松本康弘の「極める!小児の服薬指導」 抗てんかん薬による発汗抑制と高熱に注意
発症頻度は比較的高く、ゾニサミド服用中の患者の2.6~24.8%に発汗障害があるとの報告がある。
トピラマートは、新規の抗てんかん薬で、他のてんかん薬で十分な効果が認められなかったてんかん患者の部分発作に対する併用療法として認められている。2007年7月に認可された後、2014年5月に細粒10%の剤形が発売され、小児 . . . 本文を読む
以前、下記の記事等で紹介したエピディオレックス(Epidiolex)に関する評価が、2018年4月19日、米国の医薬品審査を行うFDAの専門委員会で行われ、満場一致でレノックス-がストー症候群とドラベ症候群の治療に対しての承認が推奨されました。
米国における大麻成分を利用した抗てんかん薬、エピディオレックス(Epidiolex)の開発状況について
会議資料:FDA Briefing Docum . . . 本文を読む
Medical Cannabinoids in Children and Adolescents: A Systematic Review
医療用大麻が合法化される州が増加して入手が容易となった一方で医学的治療薬として用いられるには十分な科学的根拠が十分ではない適用も見受けられる。
医学論文を検索して関連論文2743本中103本を解析対象とした。
最終的に、研究の条件に適合した論文は21本で . . . 本文を読む
米国では医療用大麻を合法化する州が増え、ドラベ症候群に大麻成分であるカンナビジオールが有効との報告もある昨今ですが、大麻の合法化が与える社会全体での悪い影響に関する報告も出ているので紹介します。
US Adult Illicit Cannabis Use, Cannabis Use Disorder, and Medical Marijuana Laws 1991-1992 to 2012-20 . . . 本文を読む
医学分野で最も権威ある雑誌であるNEJMで大麻(マリファナ)成分であるカンナビジオールのドラベ症候群患者に対する有効性を報告した論文が掲載されていたので紹介します。
Trial of Cannabidiol for Drug-Resistant Seizures in the Dravet Syndrome (May 25, 2017)
背景:薬剤抵抗性てんかんと高い死亡率に関連する . . . 本文を読む
医療従事者向けのサイトですが、日経のDrug Informationに抗てんかん薬Updateが特集されているので、要点を簡単に紹介します。
1.この10年で新薬が10剤承認 転換期を迎えたてんかん薬物療法
日本で承認のある抗てんかん薬は2006年以降の約10年間で10剤が増え、治療の選択肢が増えている。
単剤療法にも使える新規の抗てんかん薬もあることから、治療開始時の選択肢も増えた。
日 . . . 本文を読む
海外では、古くから食欲抑制剤として使われることがあるフェンフルラミン(日本では未承認)がドラベ症候群患者での発作抑制に有効との報告があり、昨年から欧州で臨床治験が実施されていますが、米国でも臨床治験が始まるとのニュースがあったので要点だけ紹介します。
フェンフルラミンは、食欲抑制剤としてイギリスやフランスでは承認されている医薬品だが、日本では承認されていない。フェンフルラミンの構 . . . 本文を読む
まだ臨床試験が始まったばかりで実用化できるとしてもまだ何年も開発のための期間がかかりますが、ドラベ症候群を治療のターゲットとした新たな機序の治療薬が武田薬品が開発中であり、主に薬剤の安全性と薬物体内動態を調べる最初の臨床試験の結果は良好な成績で、その後の開発と販売に関して武田薬品が米国の企業と提携契約を結んだとのニュースがあったので情報を共有します。
武田薬品とOvid Therapeutics . . . 本文を読む
てんかん等のけいれん発作の治療に関する大麻の使用目的ではないですが、米国で近年進みつつある、疼痛緩和を目的とした医療用大麻の使用に関しては慎重であるべきという意見が医学雑誌(NEJM)の編集者から出ていたので紹介しておきます。
Who Uses Marijuana for Medical Purposes?
米国の半数以上の州が「医療」目的のマリファナを承認しており、2016年11月の . . . 本文を読む