胃生検の小部屋 Cottage for Gastric Biopsy

胃生検からはじまる消化管病理の美しい世界

collagenous colitis (バンドに目を奪われないで)

2008-10-02 | 大腸炎症
 もう一枚collagenous colitisの写真をアップします。先ほどと同じ方の違う部位です。所見はだいたい一緒です。研究会仲間の先生のクリニックから海を越えてやってきた標本です。内視鏡的には異常がなかったそうです。このクリニックではちょっと前にもcollagenous colitisがありました。収集例が22例になったのですが、どうやってアプローチしようか思案中です。
 8月号の病理と臨床を是非ご覧下さい。先の話になりますが、2009年12月にIとCho誌でcollagenous colitisの特集号が組まれる予定になっているそうですよ。
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2 コメント

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あまり見ませんが、、、 (流しの病理医)
2008-10-04 10:44:42
 同じところで沢山出ると言うことは、食べ物が関係するということでしょうか。人口の移動が少ないところであれば、遺伝も考えられますが。うちで、ここ5年で診断されたのは、確か2例くらいだと思います。

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collagenous (ドクトル・クッシー)
2008-10-05 17:54:10
ご来訪ありがとうございます。欧米の症例では日本でほとんどみられないceliac sprueとの関連が指摘されていますが、本邦例ではある種のPPIを服用されている方が多くを占めています。8月号の病理と臨床をご覧いただければ幸いです。私達の収集例の大半はびわ湖の水を飲まれていると思いますが・・・・。この方は瀬戸内より南の方です。
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