胃生検の小部屋 Cottage for Gastric Biopsy

胃生検からはじまる消化管病理の美しい世界

G cell, gastrin, pyloric gland, G cell hyperplasia

2020-05-14 | 胃その他
胃幽門腺粘膜のガストリン免疫染色です。
左写真は平時のG細胞の分布です。
右写真は有事のG細胞の分布です。

Gastrin immunostaining in pyloric gland mucosa. Click the figure above.
G-cell distribution in peacetime (left).
G-cell distribution in an emergency (right).

お詫び:外科病理学第5版
・図11-22(Updated Sydney Systemのvisual analogueの引用)が誤っています。
・444頁 右段 21行目「・・・による胃底腺領域の」→「・・・による.胃底腺領域の」です。句点が入ります。
出版社HPトップから正誤表ページをご覧ください。
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CMV, apoptosis, GVHD

2020-05-14 | 小腸非腫瘍
移植歴のある方の十二指腸生検です。
写真の左方にサイトメガロウイルス封入体が2,3個あります。
写真の右方の陰窩上皮内にはアポトーシス小体が2,3個あります。
(Web講義受講中の医学生さん、それぞれどれでしょうか??)

粘膜固有層には好中球浸潤が強く、今まさに剥がれんとす、です。
1.CMV感染だけでもapoptosis bodiesは出現します。
2.GVHD+CMV感染の併存かもしれません。

Duodenal biopsy of a patient with a history of transplantation. Click the photo.
Cytomegalovirus inclusion bodies are seen on the left side, and apoptotic bodies are identified in the crypt on the right side. The superficial mucosa is erosive with strong neutrophil infiltration.
1. Apoptotic bodies may appear only with CMV infection.
2. Co-existence of GVHD + CMV infection is also possible.
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