胃生検の小部屋 Cottage for Gastric Biopsy

胃生検からはじまる消化管病理の美しい世界

Bizzare stromal cell, reflux esophagitis, GERD

2015-09-24 | 食道非腫瘍
 先程の拡大写真です.Bizzare stromal cellが目立ちます.初めて認識するとびっくりしますが良性です.食道胃接合部の炎症性ポリープでしばしば認められます.
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Reflux esophagitis, GERD

2015-09-24 | 食道非腫瘍
 逆流性食道炎の生検組織です.びらんと再生が繰り返しますので,炎症が強く,上皮突起が不整に伸びたりして,異型性が強くみえることがあり,過剰診断に注意したいです.いわゆる炎症性ポリープの形態をとることもあります.このような「一見怪しい」食道生検を見たときは,「食道胃接合部からの生検では?」と感じて,生検部位を確認する必要があります.
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Parietal cell protrusion, parietal cell hyperplasia (3)

2015-09-06 | 胃腫瘍様病変
最近にわかに注目されてきましたので2009年以来6年ぶり同じネタを投稿します.
PPIやガストリン高値でみられる変化です.
除菌後胃生検と記載された症例でよくみかけますね.
1) pseudoparietal cell hyperplasia/hypertrophy
2) parietal cell protrusion
3) FGP-like lesion
などと言われています.個人的には2)を好んで用いていますが,胃底腺ポリープとよく似たものには3)を使っています.
下の写真は500系こだまです.先端がprotrusionした壁細胞に似ています.
コメント (2)
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