胃生検の小部屋 Cottage for Gastric Biopsy

胃生検からはじまる消化管病理の美しい世界

(A+B) - B = A. ~H. pylori除菌後に顕在化した自己免疫性胃炎~

2024-04-16 | 胃炎
 H. pylori除菌後に顕在化した自己免疫性胃炎です(見出し写真クリック!).胃底腺領域より6か所生検されています.
 内視鏡医による生検も,包埋の角度など臨床検査技師による標本作製技術も素晴らしいので,どうぞご覧ください(各写真クリック❣).以下の6枚は全て同じ倍率です.
 これだけみると,比較的早期のAIGの典型像を理解していただけると思います.













病理医は〇〇になったら一人前(昭和時代)なんと35年前の免疫がまだ残っている!
私はT-POINTカードをもっていないので、T-SPOTカードを持つことにした。

注:T-Spot検査は過去に感染を経験したことのある方も陽性になり、治癒判定には利用できない、とのこと。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 胃腺窩上皮型腺腫(gastric fo... | トップ | 増殖帯の輪切りと深切り切片(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

胃炎」カテゴリの最新記事