・WBS ワールドビジネスサテライト：テレビ東京 2018/05/25(金)

●ＷＢＳの報道きっかけに… モンドセレクションが変貌！？ ・品質のお墨付きとしても使われている「モンドセレクション」。ベルギーに本部がある団体で、食品や化粧品などの品質を審査する団体だ。１点につき約25万円の申し込み費用を払えば、８人の審査員が20項目にわたって評価。最高金賞をはじめ4段階で評価される。ＷＢＳでは去年、モンドセレクションの授賞式を取材し、海外での知名度の低さや、日本商品の多さ、応募商品の９割近くが受賞する実態を報じた。この報道がひとつのきっかけともなってある変化が起きている。スペイン・バレンシアで開催された今年の授賞式を取材した。まず、審査の透明性を高めるために、今年から初めて「評価シート」が導入され、味・香りなど項目ごとのスコアが明示された。また、最多受賞の日本企業だけでなく、食品の健康被害問題が深刻な中国や、台湾企業の受賞も目立つようになった。モンドセレクションはアジアへと広がりつつある。
●書簡と発言から読み解く “米朝首脳会談中止”は交渉術？ ・なぜ、このタイミングで、トランプ大統領は、首脳会談の中止を決めたのか。そのヒントが、22日に行われた米韓首脳会談にあった。韓国のムンジェイン大統領と並んだトランプ大統領の表情はどこか難しそうに見える。北朝鮮政策に強硬論を唱えるボルトン大統領補佐官の存在感が増したことも、トランプ大統領の決断を後押ししたとみられる。さらに、北朝鮮のチェ・ソンヒ外務次官が、トランプ大統領の腹心、ペンス副大統領を「まぬけ」と、ののしったことが、ダメ押しになったとみられる。トランプ大統領の書簡を受け北朝鮮はアメリカを批判しながらも対話を求めるようなコメントを発表した。果たして会談再開の可能性はあるのだろうか。専門家の意見は分かれる。北朝鮮の内情を知る脱北者は「会談を再開する理由は、無い」と話す。
●【ＴＨＥ行列】“世界一安い”ミシュラン ・2010年からミシュラン一つ星を取り続けている香港の点心専門店が、４月に日本に初上陸した。場所は新名所、東京ミッドタウン日比谷のすぐそばで、３時間待ちもざら。人気の理由はミシュランなのに１皿500円前後という安さにある。その安さの秘密とは？取材先：ティム・ホー・ワン日比谷店
●働き方改革法案が衆院委で可決 高プロ制度とは？ ・怒号が飛び交う中採決が行われた「働き方改革関連法案」。与党と日本維新の会の賛成多数で可決された。法案の柱となっている、高プロ＝「高度プロフェッショナル制度」。政府は、“時間ではなく、成果で評価する制度”とうたっていて、年収1,075万円以上の金融ディーラーやアナリスト、研究者などの専門職を想定している。高プロをめぐって、野党が懸念するのは、“対象者の拡大”だ。企業経営者の会合で挨拶に立った、塩崎前厚生労働大臣のものとされる音声では、将来「基準を引き下げる」と約束しているように受け取れる発言をしていたのだ。今日、採決の様子を傍聴していた佐戸恵美子さん。ＮＨＫで記者として働いていた娘を5年前、過労死で亡くした。高プロでは企業が働く人の労働時間を把握する義務がなくなるので長時間労働が助長されると懸念する。
●安倍総理が訪露 日本とロシアの狙いとは ・米朝会談の中止など世界が揺れ動く中、いま安倍総理大臣が訪れているのはロシアのサンクトペテルブルク。その目的のひとつがプーチン大統領が主催する国際経済フォーラムへの参加だ。今回の訪問では日本とロシア、それぞれどんな狙いがあるのだろうか。
●籠池夫妻保釈 「国策勾留」と主張 ・小学校の建設などをめぐり、国や大阪府などから補助金およそ１億8千万円をだましとった罪などで起訴された森友学園の前の理事長、籠池泰典被告と妻の諄子被告がきょう、保釈され、会見を開いた。籠池被告は、妻の諄子被告について、「全くのえん罪だ」と主張する一方で、自身の起訴内容を否認するかどうかは、「今は言えない」と言及を避けた。
●中国で日本人21人拘束 ・中国当局が今月、重慶市など複数の場所で日本人21人を拘束していたことが分かった。日中関係筋によりますといずれもキリスト教系の宗教団体に所属していたとの情報があり、中国側が布教活動を不法行為として取り締まった可能性もあるとみられる。
●ハワイ島 溶岩流出や噴火続く ・アメリカ・ハワイ島のキラウエア火山は24日も、溶岩流が流れ続けるなど、火山活動が沈静化する様子を見せていない。20ヵ所以上の噴出口から定期的に溶岩が流れ出ているほか、頂上付近でも噴火が起きている。
●ＥＵ 個人情報の保護厳格化 ・ＥＵ＝ヨーロッパ連合は25日、個人情報の保護を厳格化する新規則を施行した。新規則は、ＥＵ加盟国など31ヵ国で実施され、企業などによる個人情報のＥＵ域外への移転を大幅に制限し、違反すれば巨額の制裁金を科される恐れがある。また、ＥＵ域内との取引がある企業・団体も規則の順守を求められるため影響は世界中に及ぶ。
●【トレたま】折りたたみビニール傘 ・【商品名】折りたたみ透明傘【商品の特徴】ビニールに凹凸をつけることで手軽に折りたためるようにしたビニール傘【企業名】ホワイトローズ株式会社【住所】東京都台東区寿２－４－８【価格】１万4千円【発売日】９月上旬【トレたまキャスター】北村まあさ
●危機管理の専門家はどう見る？ 日大学長の謝罪会見 ・日本大学の大塚学長が会見をした。アメフト選手が悪質なタックルをした試合から19日たってようやく会見を開き、初めて大学として謝罪したわけだが今回の対応について企業の危機管理の専門家は非難している。

●番組の見どころ　5月28日（月）・カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを獲得した是枝裕和監督をＷＢＳが単独取材する。日本映画の将来について何を語るのか。カーフェリーが国内で就航して50年。客船人気の高まりなどで再び脚光を浴びる現場を紹介する。