・WBS ワールドビジネスサテライト：テレビ東京 2020/03/17(火)

●旬の食材も…値崩れ続々・魚や肉が軒並み値崩れするなど、コロナショックは身近なところにも影響をもたらしている。
●コロナショック どうなる世界経済 速報 ＮＹ株 一時２万ドル割れ・16日の取引で過去最大の下落幅を記録したダウ平均株価ですが、17日の取引では一時、およそ３年ぶりに２万ドルの大台を割りこみました。ニューヨークからの中継です。
●異例 ＮＹでは店内飲食禁止に・アメリカ・ニューヨーク市では、飲食店の営業が、17日からデリバリーやテークアウトのみに制限されます。アメリカ経済全体に、大きな異変が起きている現状を取材しました。
●コロナ封じ込めに“ＥＵ封鎖”へ・新型コロナウイルスの感染者数の急増に歯止めがかからないのが、ヨーロッパです。ＥＵ（ヨーロッパ連合）は、域外からの外国人の入国を30日禁止する方針を表明しました。
●新型コロナに負けるな！ 「お花見」「飲み会」にひと工夫！？・新型コロナの影響で苦境に立たされる中、さまざまな工夫でそれを乗り越えようとする企業があります。生花販売の「ｈａｎａｎｅ」が売り出したのは、桜の枝などを自分で飾って自宅で“お花見”を楽しむことができるセットです。「ｈａｎａｎｅ」は、イベントの中止などで需要が減り、捨てられてしまう花を農家から買取り、この商品に使っています。日本酒「獺祭」の蔵元「旭酒造」は、宴会の自粛で需要が減る中、ネットでお酒を酌み交わす「オンライン飲み会」を開催しました。
●速報 ＩＯＣ 「東京五輪」予定通りの開催確認・ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会はさきほど、電話会議形式による臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大で開催が危ぶまれている東京オリンピックを予定通り実施する方針を確認したと発表しました。
●新型コロナ治療に 中国 インフル薬「アビガン」採用へ・中国が新型コロナウイルス感染症の治療に、富士フイルム傘下の製薬会社が開発し、日本ではインフルエンザ薬「アビガン」として知られる「ファビピラビル」を採用する方針を発表しました。
●15年ぶり新ブランド キリン 国産ウイスキー発売・キリンビールが15年ぶりに国産ウイスキーの新ブランドを発売します。発売するのはプレミアムブランドの「富士」と低価格の「陸」という２種類の国産ウイスキーです。「富士」はとうもろこしやライ麦などの穀物を原料としたグレーンウイスキーです。1973年から稼働する富士御殿場蒸留所で作った原酒のみを使っていて、まずはバーなどの飲食店で来月から提供します。グレーンウイスキーを元にブレンドした「陸」は５月に一般向けに発売し、想定価格は1,500円です。キリンは、およそ80億円を投じて、蒸留所の生産能力や熟成庫の能力を引き上げます。ビールのイメージが強く国産ウイスキーでは、知名度が劣るキリンですが、グレーンウイスキーの新たな魅力を打ち出して売り上げアップを狙います。
●日本郵便 ドローンで配送 物流に新技術導入加速・日本郵便は、ドローンを使って個人宅へ郵便物を配送する取り組みを東京・奥多摩町で始めました。郵便局から飛び立ったドローンは、配達先の家に着陸し、荷物を置いた後、再び郵便局へ飛び立ちます。住民が届いた荷物を受け取ります。今後、実施する地域を広げ、人手不足への対策として、山間部などでの業務の効率化につなげたい考えです。
●引き継ぎ式参加見送り 東京五輪 聖火リレー・東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会はギリシャの首都アテネで19日に行われる予定だった聖火引継ぎ式に日本からの参加を見送ると発表しました。引き継ぎ式は大幅に縮小されます。26日から始まる聖火リレーについては予定通り行われますが、福島・栃木、群馬の３県で聖火の到着を祝うセレモニーは無観客で行います。沿道での観覧ついては体調の悪い場合は自粛を求め、密集状態や混雑を避けるように要請しました。
●無人コンビニを公開 高輪ゲートウェイ駅・今月14日に開業したＪＲ山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」駅の構内に、23日にオープンする無人コンビニが公開されました。天井に付いたカメラの画像をもとに客が手に取った商品が何かをＡＩが認識します。出口の画面に商品の内容が表示され、交通系ＩＣカードで決済すれば購入完了です。運営会社では、今後５年でこうした店舗を100店舗まで増やしたいとしています。
●ＬＩＮＥとの経営統合を可決 ＺＨＤ臨時株主総会・ヤフーを傘下に持つＺホールディングスは、都内で臨時の株主総会を開き、ＬＩＮＥとの経営統合に向けた株式交換に関する議案を可決しました。両社は10月までに統合手続きを完了させる予定です。総会で川辺社長は、グーグルやアマゾンなど海外の巨大ＩＴ企業を念頭に「別々にやっていたら埋没する。統合は早ければ早いほどいい」述べました。
●米 ＦＲＢ10年ぶり 企業の資金繰り支援へ・アメリカのＦＲＢ（連邦準備制度理事会）は17日、企業が短期資金の調達に使うＣＰ（コマーシャルペーパー）を買い入れると発表しました。企業の資金繰りを支援する狙いがあります。ＣＰの買い入れは、およそ10年ぶりです。
●きょうの新型コロナ・３月17日、これまでに入っている新型コロナウイルス関連のニュースをまとめてお伝えします。
●地面師主犯格に懲役12年 積水ハウス55億円被害・積水ハウスが地面師グループに土地の購入代金55億円余りをだまし取られた事件で、計画の立案役とされ詐欺などの罪に問われた内田マイク被告に対し、東京地裁は懲役12年の実刑判決を言い渡しました。判決で東京地裁は 「地主が成り済ましだと知りながら、準備段階から極めて重要な役割を積極的に果たし、少なくとも１億1,500万円を得た」と指摘しました。

●番組の見どころ　3月18日（水）・新型コロナウイルスの感染拡大が続く欧州。日本で欧州から輸入する商品を扱う店が苦境に立たされている。その現場を取材した。また、今年の公示地価が発表される。その傾向を分析するとともにコロナ危機の影響も検証する。