・WBS ワールドビジネスサテライト：テレビ東京 2020/03/18(水)

●新型コロナ経済対策 米 100兆円規模 現金給付策も・「コロナショック」によるマーケットの動揺がとまりません。いま、世界各国では、現金の給付を中心とした経済対策の検討が始まっています。その中でも、100兆円規模という、過去最大の対策を打ち出したのがアメリカです。マーケットの状況とともに、ニューヨークから中継で伝えます。
●中継 日本も入国制限強化 感染拡大の中心 欧州は・新型コロナウイルスの拡大の中心となっているヨーロッパからです。日本政府はきょう、21日からヨーロッパのほぼ全域から入国を制限する措置をとることを発表しました。ヨーロッパは今、どんな状況になっているのでしょか。ロンドンにいる中村記者からから最新状況を伝えてもらいます。
●速報 トランプ大統領 米国 カナダとの国境一時閉鎖へ・先ほど、アメリカのトランプ大統領はツイッターで、カナダとの国境を一時的に封鎖するとの方針を明らかにしました。16日にはカナダ政府がアメリカ国民以外の外国人のカナダへの入国を禁止する方針を表明していました。ブロック化がますます進んでいます。
●コロナショックで地価は…・公示地価がきょう発表され、全国平均でプラス1.4％と５年連続で上昇しました。訪日外国人客の増加などを背景にことしは地方圏でも28年ぶりに上昇するなど回復の動きは広がりましたが、調査が１月１日時点のためコロナショックは織りこまれていません。地価は今後どうなるのか取材しました。
●新型コロナで苦境の食材を救え・新型コロナウイルスの感染拡大で消費が落ち込み、安値となった海の幸などを店頭で販売して農業や漁業関係者を支援しようという動きが始まりました。
●100ギガ7,650円から ＮＴＴドコモが５Ｇ・ＮＴＴドコモは18日、次世代通信規格「５Ｇ」のサービスを25日から始めると発表しました。料金は、通信量の上限が100ギガバイトのプランは7,650円で、複数の割引を組み合わせた場合には4,480円で利用することができます。また、利用者を増やすためしばらくの間、通信容量を無制限にします。「５Ｇ」は現行の４Ｇに比べて通信速度が約100倍あり、多くの通信機器を使って一度に情報を処理することができます。ドコモでは３月末の段階で、東京や大阪の主な駅など全国150ヵ所で利用できるとしています。
●全国で初めての条例成立 ネット･ゲーム依存対策・子どもがゲームやネットに依存するのを防ぐため利用時間の目安などを示した全国で初めての条例が香川県議会で可決・成立しました。条例では、ゲームの利用時間は１日60分、スマートフォンの利用は中学生以下が午後９時までなどといった目安を具体的に示し行政や学校、保護者などに対策を求めています。罰則規定はなく、４月１日から施行されます。
●時間帯で変身する店舗 ワークマン⇔ワークマンプラス・ワークマンは、客層に合わせ時間帯により看板や照明などが変わる店舗を26日、さいたま市にオープンします。早朝と夕方は建設現場などのワークマンの作業服を求めるプロ向けの看板や照明に、お昼ごろにはアウトドアウェアのワークマンプラスを求める一般客向けに変身させます。時間帯により客層に合わせた雰囲気の店舗に変身させることでそれぞれの客層を取り込む狙いがあります。
●「全て佐川氏の指示」 自殺職員の妻が提訴・「森友学園」をめぐる文書改ざん問題で、改ざんをさせられ自殺した近畿財務局の職員・赤木俊夫さんの妻が、国と佐川元国税庁長官に合わせておよそ１億1,000万円の損害賠償を求め提訴しました。遺族が公開した赤木さんの手記には、「全て佐川局長の指示です」などと書かれています。原告側は、訴訟を通じて「保身や忖度で現場が苦しみ自殺するようなことが二度とないようにしたい」としています。
●中国からの輸入↓47％ 新型コロナの影響・財務省が発表した２月の貿易統計速報によりますと、中国からの輸入は47％減の6,734億円と激減しました。輸出は0.4％減って１兆1,361億円でした。新型コロナウイルスの影響で中国での生産や物流が停滞し、輸入額がほぼ半減しました。
●世界の市況・世界の株式市場は、引き続き荒い値動きとなっています。日経平均株価は、1.7％下落し、３年４ヵ月ぶりに１万6,000円台で取引を終えています。中国や韓国などの株価指数も軒並み下落しました。
●きょうの新型コロナ・３月18日、これまでに入っている新型コロナウイルス関連のニュースをまとめてお伝えします。

●番組の見どころ　3月18日（水）・新型コロナウイルスの感染拡大が続く欧州。日本で欧州から輸入する商品を扱う店が苦境に立たされている。その現場を取材した。また、今年の公示地価が発表される。その傾向を分析するとともにコロナ危機の影響も検証する。